美容師兼クリエイティブディレクター。私自信の可能性を信じ、サロンビレッジへ
映画『猿の惑星』に憧れ、特殊メイクに興味を持つも、流れるように“美容師”に
──TOMOCAさんが、美容師を志したきっかけを教えてください。
「美容師になりたい!」と思って、この世界に入ったわけではありませんでした。
昔からいろんな世界を知るのが好きで、映画鑑賞が趣味の一つでした。かつて『猿の惑星』という作品に感動し、「映画の特殊メイクに携わりたいなあ」と、憧れを抱くように。
特殊メイク業界で働くためには、美容学校ではなく、美大に入る必要があります。編入も念頭に、まずは美容の短大に入学。
ただ、短大のほとんどの子が、スタイリスト志望だったので、次々に内定先が決まっていったんですね。
「私も、早く、働きたいなあ」──そんなことを思うようになり、周囲に流されるように美容師になりました。
──憧れで入ったわけではないこの業界ですが、ギャップを感じたり、辞めたいと思った瞬間はありませんでしたか?
これが……まったくなかったんです。意外と「あれ、美容師って仕事が自分に合ってるぞ。めちゃくちゃ最高の仕事じゃないか」と。
もちろん、はじめは健康面で大変な思いもしました。アシスタント時代、寝る間を惜しんで練習していたので、案の定、婦人科系の病気になってしまって。
ただ、美容師の仕事は楽しくて、楽しくて。のめり込むように仕事していましたね。
アシスタント時代、ノートがびっしり埋まるくらい、学びを書き記す日々
──なぜ、美容師の仕事にのめり込めたのでしょうか?
まず、周囲の方々に恵まれたことが、一番だったと思います。
先ほど、一時期、体調不良だったことをお話ししましたが、アメリカ出身のオーナーが「無理しないで。TOMOCAさんのペースで仕事してもらっても大丈夫だから」と、私を気遣ってシフト調整などに応じてくださいました。
また、お客さまにも恵まれましたね。
私は元々、人に尽くすのが好きで、「TOMOCAさんに出会えて本当によかったです」「他に移りたくないと思った美容師は、今回がはじめてです」と言ってもらえて、心が救われる日々でした。
そして、何よりも“美容師”という仕事が大好きで、合っていたんだと思います。
私は現場・実践から学ぶのが好きです。
アシスタント時代、先輩がパーマの施術をしている際に、ノートがびっしり埋まるくらい、現場での学びを書き記していました。
分からないことがあれば、その場で聞く。
そういった日頃の積み重ねが功を成し、施術テストに一発合格。自分が培った技術が評価される過程も楽しめました。
流れるようにこの業界に足を踏み入れましたが、結果よかったんだと思います。毎日、尽力することで、美容師という仕事が楽しくなりました。
お店を構える前に体験してよかった「サロンレンタル」
──順風満帆かつ着実にキャリアを歩まれた印象があります。サロンでスキルアップする道もあったと思いますが、なぜ、フリーランス美容師になったのでしょうか?
もっと自由に、私のやりたかったことを、思う存分やり抜きたいと感じたからでしょうか。
元々ヘアメイクも大好きなので、美容師とヘアメイクアーティストを兼任。
また、いろんなご縁が重なり、私に「クリエイティブディレクター」を任せてくださり、海外出張に出向くことも。芸能人のヘアメイクを担当する機会も増えました。
そんな貴重なチャンスが巡ってきたら、ぐっと掴みたい。そして、大切なメンバーには迷惑をかけたくない。いろんな想いが重なり、サロンビレッジを選びましたね。
──サロンビレッジを選んでもらえて光栄です。実際に来てみて、どうでしょうか?忌憚のないご意見をお聞かせください。
とても満足しています。あえて魅力を一言で伝えるなら、「サロンレンタル」をしているような感覚があります。
ずっと「いつかは自分のお店を持ちたい」という夢がありました。
いろいろ調べたのですが、サロンを立ち上げるのに、膨大な費用がかかるんです。ただサロンビレッジであれば、月額料金を払えば、自分のお店が持ててしまう。
サロンを持つ前に、こういった「経営思考」も合わせて鍛えられるので、サロンで勤めていた時よりも、ぐんと成長できた気がしています。
フリーランスの“概念”が変わる、サロンビレッジはそんな環境です
──では最後に、サロンビレッジに興味を持っている美容師に向けて、メッセージをお願いします。
サロンビレッジに来た時に思ったのは、「フリーランスの概念が変わる環境だな」ということ。
フリーランスになる前、いろんな方々から「結局フリーランスになっても、サロンのルールに縛られたりして、自由とは限らないよ」と言われました。
しかし、サロンビレッジにはルールがないので、自分の世界観を大切にできる環境があります。
仕事に没頭できるよう、運営陣自らが掃除をしていると聞き、とても驚きました。また、「何かあったら些細なことでも相談してください」という言葉に、何度も救われましたね。
「フリーランスになっても問題なさそうだな」と思えるのであれば、間違いなく、満足できる環境だと思います。
皆さんとお会いできることを、楽しみにしております!
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