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酸いも甘いも人一倍経験した僕だからこそ伝えたい──令和、美容師の在り方

美容師歴20年、フリーランス美容師歴5年。高校2年生の頃、美容師を目指すべく、とあるサロンにアルバイトとして入社。専門学校には進学せずに修行していたロックな一面を持つ。

新倉明功さんのプロフィール

彼女のお母さまからの一言が、ターニングポイントになるなんて

──新倉さんが、美容師になったきっかけを教えてください。

高校生の頃に付き合っていた彼女がいたのですが、彼女のお母さまが美容師をされていたのです。

ある日突然「新倉くん、美容師に向いていると思う。よかったら視野に入れてみたら?」と言われて。

昔から美容師という仕事はかっこいいなと思っていたので、せっかくならと、美容師を志すことに。「ぜひ」とお伝えすると、一緒に求人を探してくれました。

──すごい……甘酸っぱいお話しですね。

今思うと、お母さまに気に入られるために、必死だったのかもしれません(笑)。

当時、高校2年生だったのですが、まずはアルバイトとして、この業界に足を踏み入れることに。

一般的には、まずは専門学校に行くのがセオリーだと思います。

ただ、一日でも早く社会に出て活躍したいという気持ちがあり、このような流れでスタイリストを目指すことにしました。

あえてアルバイトからこの業界へ。コンプレックスを血肉にした日々

──少し特殊なケースだったこともあり、不安もあったのではないのでしょうか。

半ば流れるように美容師を目指しましたが、「僕が本当に務まるのか」と不安に襲われました。

もちろん、アシスタントなら誰しもが通る道である、「練習漬けで休みがない日々」「終電で帰る毎日」も経験済みです。

また、専門学校に通わなかったことが、コンプレックスに感じることもありましたね。

例えば、「周りの人たちが難なくできることが、自分はできていない」という壁によくぶち当たりました。

その度に、「自分が専門学校に行かなかったからなのではないか?」と、必要以上に悩んでしまって。今考えると、決してそんなことはなかったはずなんです。

余裕がないからこそ、“不安沼”にズブズブとはまってしまう……そんな瞬間がよくありましたね。

──すごく辛かったですね。どのようにして乗り越えましたか?

自分の技術が日に日に良くなったり、その技術でお客さまに喜んでもらえたり。そんな些細な変化が、大きな救いとなりました。

当時を振り返ると、コンプレックスを抱えていた時期を経験できて良かったです。

その後、スタイリストデビューを無事に果たし、24歳で店長に。

アシスタント時代の苦しみがあったからこそ、謙虚でいることの大切さを痛感できましたし、人の痛みに寄り添えるようになりました。

15年お世話になったサロンを卒業した理由

──晴れてスタイリストデビューを果たし、“サロンでキャリアを積む”を選択されてもよかったと思います。“フリーランス”を選択した理由は何でしたか?

いろんなタイミングが重なって独立したのですが、一番は「自分の想いに忠実でいたかった」からでした。

アルバイト時代を含めると、17歳からお世話になったサロンです。

専門学校出身でない僕を、ゼロから育ててくれたこともあり、一日でも早く、恩返ししたい思いがありました。

同じサロンで約15年間、尽力してきました。

ただ、やはり雇われの身であったため、会社の意向と折り合いがつかないことが、しばしばあったのです。

ありがたいことに、経営やマネジメントもお願いされるようになりましたが、やっぱり僕はお客さまと共にしている時が、一番の幸せだということに気づきました。

「自分らしく、自分の気持ちに忠実でいるためには、独立するしかない」。

そんな想いで、第二の美容師人生を歩むことにしました。

令和である今、美容師の生き方・在り方は多様化しています

新倉さんの施術部屋

──サロンビレッジを選んだ決め手を教えてください。

以前、別のシェアサロンを利用していました。そこで、サロンビレッジ代表の山本さんと出会いました。

サロンビレッジを立ち上げた想いや将来性にグッと来て、移転することに。

実際に使ってみると、サロンビレッジは「自分のお店を持っている感覚」を味わえます。

場所を借りているというよりは、一人のオーナーとして、自分のサロンを育てている気持ちになり、より身が引き締まる思いとなりました。

──そう言っていただけて何よりです。では最後に、サロンビレッジに興味のある方に向けてメッセージをお願いします。

時代が令和に変わり、美容師の在り方も、多様化されていると感じています。

20年前、僕がこの業界に入った時は、「サロンに属して一生懸命に働く」がセオリーでした。

しかし今は、SNSの力や働き方も多様になり、美容師の在り方は一つではなくなっています。

これからももっと、“有名店で働く私”ではなく“私自身”に着目されるようになるでしょう。

この記事を読んでくれている方はすでに感じ取っているかもしれませんが、「生き方の選択肢は無限だ」ということを、ぜひ忘れないでほしいです。

過去の僕が感じていたように、「このままじゃ、きっと後悔する。自分の力を試してみたい」という方は、ぜひサロンビレッジを一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?

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