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【経営支援メンバーインタビュー】第2弾 ~ 高木さん ~

経営支援チームのメンバーにこれまでのキャリアと今の仕事をインタビューするシリーズの第2弾です!今回は経営支援チームのサブマネージャー高木さんにお話を伺いました!

▲高木さん

-よろしくお願いいたします!大学卒業後、最初の就職から教えてください。

高木さん:大学2回生から税理士試験の勉強を始めて、卒業後1年ほど勉強に専念し試験を終わらせて、大阪の会計事務所に就職しました。仕事面では高いレベルを求められ厳しい事務所でしたが、同僚に恵まれました。仕事は大変でしたが、今思い出すと楽しかった記憶が多いですね。

-その後一般企業に転職されたとお聞きしました。

高木さん:そうなんです。会計事務所以外の業界を見てみたいという想いが強くなり、メーカーに転職しました。ベアリングの製造メーカーと、ガラスの製造メーカーにお世話になり、原価計算、管理会計などの工場会計のほか、子会社管理や一部IRの業務も担当していました。会計事務所と異なり、各分野をかなり深堀りする点は印象的でした。自社に関連する会計、税務論点は皆さんとても詳しくて、自分の知識の浅さにショックを受けました。また、大きな会社の仕組みを体感できたのも今考えると良かったです。何より、それまで会ったことがないような価値観をお持ちの方とたくさん関わることができました。

-税理士取得後に一般企業に転職するキャリアは珍しいですね。

高木さん:そうですね。できるだけ色んな世界を見てみたいという好奇心が強いのと、若かったのもあって思い切った転職ができたのかもしれません。同期が100人以上いて、寮生活、工場の食堂での食事などが印象が深く、一気に視野が広がりました。その後、京都の税理士法人でお世話になったあと、ナレッジラボの立ち上げに至ります。

-1人で開業するのではなく、ナレッジラボを複数人で立ち上げられたんですよね。

高木さん:はい、会計士・税理士複数人で2013年に立ち上げました。士業が集まっての起業は絶対にうまくいかない、すぐに失敗すると周りに言われた記憶があります。最近はそうでもないですが、当時は士業の1人起業が多かった時期だからかもしれません。

-ナレッジラボで経験されたきたことを教えてください。

高木さん:自社のバックオフィスを見つつ、最初はベーシックな会計事務所業務を行っていました。事業再生支援とセットで税務顧問業務を受注することが多く、すぐにこなせない量になってきました。大道さんがジョインされたのは2014年ですね。その後、クラウド会計や給与、レジシステムなどの導入支援を行うようになりました。当時はクラウドツールの普及が一気に進んでいる時期で、導入サポートをできる会社がほとんどなかったため、金融機関、ITベンダー、自治体など多くの方々からお声がけ頂けました。これに伴い、セミナーの企画、運営、登壇が増えていくことになります。zoomもなかったので、日系のオンラインセミナーシステムを契約し、年間数十回クラウドツールのセミナーをしていました。

-Manageboardにも携わっていたのですか?

高木さん:そうですね、Manageboardの営業、セミナー、カスタマーサクセス、チャット対応、マニュアル作成、IT補助金対応を行っていました。2018年の立ち上げ時はナレッジラボのメンバーも少なかったので、もちろん手分けをしつつ、ビジネス側のほぼ全部を行っていました。

-これまでの仕事での学びはどのようなことがありましたか?

高木さん:多種多様な人と関わってきたので、自分視点ではなく相手視点で物事を考える癖がつきました。会計事務所にいたときにかかわった人は、経営者、経理担当者、会計知識が一定以上の同僚です。すごく同質性が高いんですよね。その後、一般企業で全く異なる価値観の方と関わり、ナレッジラボでの同僚は会計専門職は少なく、多種多様な職歴を持った方々になりました。

-確かに関わる方の属性がそれぞれ違います。

高木さん:当然価値観も違うので、この方はどういう想いや背景でこの発言をしているだろうかと発言の意図をくみ取る意識は強くなったと思います。それまでは自分が正しいと思ったことに固執しがちだったのですが、自分の知識や経験を過信せずに、フラットに相手のお話を聞くことを考えるようになりました。

-相手視点を意識する業務で印象深いものはありますか?

高木さん:Manageboardのお客様とのオンラインチャットサポートですね。立ち上げ時は勝手がわからないこともあり、お客様がチャットで質問をされるのですが、質問の意図がよくわからないのです。チャットは基本的に短文で頂きますし、最初から懇切丁寧に質問をして頂けるケースは少ないです。お客様が何に困っていて何をしたいと思っているか、ひたすら想像し、仮説を立ててやりとりをしました。

-チャットでお客様の意図をくみ取るのは難しそうです。

高木さん:Manageboardをリリースしたときは、機能面でできないことも多かったです。それでもお客様のやりたいことを把握した上で、別案で何か対応できないかを考えていました。またお客様からすると、自分がやりたいことが相手に伝わっていないことは相当ストレスがかかります。チャットで質問するお客様は予実管理の実務をされている方なので、一定の会計知識をお持ちです。端的なやりとりでお客様のやりたいことを迅速にくみ取れるよう注力しました。目の前でお話している感覚をお客様に感じてもらえるようなやりとりも工夫しました。

-徹底した相手視点ですね。

高木さん:チャットはそのプロダクトを印象づけるものだと考えていましたし、今振り替えると自然に相手視点で業務を行っていました。

-そういった経験を踏まえて、これから経営支援チームはどんなチームになっていくのでしょうか。

高木さん:相手視点にも通じるのですが、意思決定の背景や意図を丁寧に伝えるようにしたい意識はありますね。どんな意思決定も同じだと思うのですが、物事を決めようとすると必ずメリットとデメリットの両面があります。デメリットがあるけど、わずかにメリットが上回る意思決定をした場合、その決定の背景をできるだけメンバーに共有したいと考えています。「そういう背景があればその選択をするのは仕方がない」と納得してもらって同じ方向を向くことが重要です。

-情報の非対称が誤解を生んでうまくいかないケースはありますよね。

高木さん:はい。一見納得できないような意思決定でも、よく背景を聞くと納得できるものは多いです。ヒト・モノ・カネを無限に使える状況は絶対にないですし、今使えるリソース、外部環境、やりたい方向性、使える時間など、どういった制約条件があるかを含めてできるだけメンバー間で共有したいですね。そこで当事者意識も持ってもらいやすくなると考えています。

-ただ、そういった説明にはパワーが要りそうです。

高木さん:どのように説明するか、どこまで伝えるかなど考えないといけないことは色々ありますし、正直考える時間は取られると思います。ただ、そこは必要な時間ですし、丁寧にいきたいですね。

-ありがとうございます!これからの経営支援チームがさらに楽しみですね。

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