日曜日
日曜日の午後の時間。
部屋の窓から通り抜ける風。少し弱くなった、太陽の光。机の上のアイスコーヒー。手元には、読みかけの小説。その小説は、繊細なイメージを与えてくれる。そのイメージにどっぷりつかる、この時間。
私が一週間で一番好きな時間かもしれない。
ただ本を読んでいるだけなのだ。ただ、それだけ。
でも、それだけではない気がする。
一週間のうち、日曜日の午後だけ別の世界にいるような、そんな感じ。
いつもそそくさと去って行ってしまう時間が、このときだけは立ち止まってくれる。ゆっくりと時間を感じながらも、小説の世界に身を委ねる。
このご時世ではあるが、こういう「ゆたかさ」もあるのだなと再発見をした。自分が幸せだと思う時間を久しぶりに感じることができた。
今の状況を、柔軟に、自分なりに過ごして生きたいと思う。今しかできないことかもしれないし。
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