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赤ちゃんの発達発育「DMP」(ディーエムピー)を脊髄損傷者のトレーニングに取り込む、再教育するトレーニングとは

Developmental(ディベロップメンタル)
Movement(ムーブメント)
Pattern(パターン)
の略で、『乳児の発育発達』として、自力で立つ・歩くことは難しいと言われた脊髄損傷の方が立って歩くこと再獲得するために行うトレーニングもこのDMPに沿って行うことがとても大切です。

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赤ちゃんは未熟な状態で生まれてきますが、赤ちゃんが段階的に動きを習得していく過程は、再び、人間が、脊髄損傷の方々が、機能を回復する過程でも同様に必要と考えています。

それでは、大まかな赤ちゃんの発達発育のあげてみます。


①仰向けで寝た状態
②寝返り
③うつ伏せになる
④ずりばい
⑤お座り
⑥四つ這い
⑦ハイハイ
⑧膝立ち
⑨つかまり立ち
⑩立つ
⑪歩く


① 仰向けで寝た状態から
②寝返りで腹筋を鍛えていき、
③うつ伏せにて何かを見ようと頭をあげたり手を伸ばして物を取ろうとすることで背筋を含めた抗重力筋をトレーニングし、背骨のS字カーブも作っていきます。
四つん這いを行い、股関節や肩関節と体幹の安定性を高めます。


「ハイハイをする時期が短くて問題になっている」というニュースを以前みたのを思い出します。家庭環境などの変化(畳の部屋が減ったから。ハイハイをするスペースがない。危険を回避して目の届かないところに移動しないようハイハイをあまりさせない。)によって赤ちゃんがハイハイをする機会が減ってしまったというニュースだったような。骨の配置、骨格の安定性、運動能力など様々な面で人間の発育発達のためには四つ這いやハイハイは飛ばすことができない大切なステップなんですね。

そして、
ハイハイでは歩行にも繋がる手と足の交差性の動きを覚えていきます。
膝立ちを行い、立位に繋がるおしりを前にした直立に近い状態を作っていき、より立位に近くなり、そして
つかまり立ちから
手放しで立つことで、立位時での重心位置を覚えていき、
歩行へ繋げていきます。

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また、赤ちゃんも運動を獲得するときに、感覚の向上や反射の活用により運動を獲得していくことは脊髄損傷の方の機能獲得にも通じるところがあります。

このDMPのトレーニングを行う際に、より高い効果を生み出してくれるのが、Power Plate(パワープレート)という振動系のトレーニングマシンがあります。動画内にもでてきますが、こちらの紹介はまた追って書かせていただきます。お楽しみに♡


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