![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119512430/rectangle_large_type_2_63f2cb412bfef4699c18cc51c8d40672.jpeg?width=800)
書籍出版のお手伝いをしました(『未来をつくる大学経営戦略』2023/10/31発売)
このnoteは、2023年10月17日の Voicy「【教育の明日をよむ】knockout の10分キャッチアップ」の配信内容をもとに作成したものです
実は、書籍出版のお手伝いをさせていただきまして、その本が、2023年10月31日(火)に発売されます。
本のタイトルは、『未来を作る大学経営戦略』、著者は、株式会社Aoba-BBTの柴田巌社長です。私は、編集チームの一員として参加しました。
タイトルからもわかるように、この本は、大学経営戦略の本となっており、メインのターゲットは大学関係者の方々です。しかしながら、ぜひ教育に関心の高い親御さんや学校の先生、そして、塾関係者の方々にも読んでいただきたい内容となっています。今回は、その背景や理由をお伝えできればと思っています。
Aoba-BBTってどんな会社?
いきなりですが、皆さん、株式会社Aoba-BBTってご存知でしょうか?
ずっと教育を手がけてきた会社なのですが、もしかしたら、ご存知ない方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。(一緒にお仕事をさせてもらいながら、こんなことを言うのはちょっと、いや、かなり失礼なのですが、、)
実は、こちらの会社、10月に名前が変わったばかりでして、元々の名前を株式会社ビジネスブレイクスルーといいました。
会社を創業したのは、経営コンサルタントの大前研一さんです。設立は1998年。最初はどんなことをやっていたかというと、社会人向けのオンライン教育を提供していました。いわゆるリカレント教育、学び直し教育の分野で旗揚げをされました。
その後、2013年にインターナショナルスクール事業を開始します。アオバジャパン ・インターナショナルスクール(AJIS)のグループを取りまとめているのも、こちらの会社となっています。
学び直しの「リカレント教育」と「インターナショナルスクール」。これら2つの領域は、普段、一般の親として、小学校・中学校・高校に子どもを通わせるぶんには、ほとんど接点がない領域でもあります。そういう意味では、あまり知られてないのも仕方ないかなという気がしています。
国公立でも私立でもない大学???
会社設立時に立ち上げた、ビジネスブレイクスルー大学は、当初、大学院大学、つまり、大学院だけの大学でスタートしました。社会人向けの学び直しを主たる目的としていたためです。その後、学士課程も整えまして、今では経営学部で経営学の学士を取得することもできます。
ところで、大学にはいろんな種類があります。国立大学や私立大学がその代表格ですが、この、ビジネスブレイクスルー大学がおもしろいのは「株式会社立大学」なんです。
つまり、国立大学のように、国から運営費交付金をもらってはいません。実は、私立大学や公立大学も国から補助金をもらってるのですが、株式会社立大学には、そういった国からの支援が一切ありません。
自分たちのビジネスであげた利益でやりくりしなければならないという経営形態になっているのです。
大学のおかれている厳しい状況
ここで、大学がおかれてる状況を考えてみます。みなさんよくご存知のように、今は「大学淘汰の時代」になってると言われています。子どもの数は減り続け、ここ数年は出生率も一段と落ちています。
このままいくと「大学全入時代」などすぐに通り過ぎてしまいます。今現在、すでに私立大学の半数以上が定員割れ起こしていますし、短大にいたっては9割以上が定員未達の状態です。それをこの先、国のお金で全部救済していくのは、誰がどう考えても厳しいわけです。
そんな状況のなか、「株式会社立」という経営形態でやってきたビジネスブレイクスルー大学の運営手法が、厳しい財政状況に追い込まれつつある既存の大学の経営に活かせないか。そんな視点で書かれているのが、今回のこの書籍『未来を作る大学経営戦略』なのです。
目次のご紹介
ここで、書籍の章立てを見ていきたいと思います。
第1章は、「なぜ大学改革が喫緊の課題なのか」というタイトルになっています。
保護者のみなさんや学校の先生、それから塾の関係者の方々に、ぜひとも読んでいただきたいところのひとつが、こちらになります。
普段、新聞記事やWEBの特集で、大学がピンチ!と取り上げられているのを目にすることは多々あろうかと思います。しかしいずれも、断片的な情報ばかりで、網羅的かつ体系的に、しかもわかりやすくまとまっているものは、世の中にあまりありません。
そのようにまとまった情報は、全体の見取り図をつかむ上で必要だと思います。この本を読んでいただけると、トータルで、どういう状況にあるのかがすぐに把握できるようになっています。
そして、第2章が、「大学の生き残り戦略」。そうした厳しい状況に置かれている大学が、今後どのようなソリューションに取り組んでいけば、生き残りが可能なのかについて、柴田社長が一般論として提示しているのが、この章になります。
そして、第3章が、「Aoba-BBTが提示する未来の大学像」。Aoba-BBTの今までの取り組みの中から代表的なものをご紹介する章となっています。
最後、第4章は、「大学変革のフロントランナーとの議論」。4人の識者と柴田社長による対談をまとめた章です。
例を挙げますと、国の審議会等でも委員を務めていらっしゃる東京大学経済学部の柳川範之先生。さらには、「女子大冬の時代」とも言われるなか、力強いリーダーシップで付属学校を含めた学校全体を人気校へと押し上げた昭和女子大学総長・坂東眞理子先生など、豪華ラインナップです。
親御さんに、今、読んでほしい
親御さんは、第1章と第2章を中心に読んでいただくと、大学が今後どのように変わっていくかがぼんやりと見えてくるはずです。そして、それをふまえた家庭の教育戦略が立てやすくなるのではないかと思います。
今回の出版にあたっては、プレジデント社に大変お世話になりました。献身的に取り組んでくださった結果、かなりギリギリまでねばって、鮮度の高い情報やデータを盛り込むことができました。
その意味ではまさに、今、読んでほしい本なのです。
おそらく、半年後や1年後になると情報が古くなってしまいます。できるだけ早くお買い求めいただいて、ご覧いただきたい1冊になっています。
出版記念対談のお知らせ
最後に、もう1つお知らせがあります。
書籍『未来を作る大学経営戦略』の出版を記念しまして、株式会社Aoba-BBT柴田社長と、私、knockoutで対談をさせていただくことになりました。
イベントのタイトルは、「高等教育のこれからを考えよう」です。日時は、2023年11月6日(月)19:00~20:30の1時間半となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1697898356149-SDE7vVq4tP.jpg?width=800)
今回の書籍には編集チームの一員として参加しながら、同時に、いち保護者の視点でも眺めていました。柴田社長に、親としてもう少しツッコミたいところ、聞いてみたいこと、いろいろとあります。対談ではそのあたりを投げかけてみたいと思っています。
せっかくいただいた、光栄で貴重な機会です。楽しんで参加したいと思っています。ぜひこちらも、ご都合があいましたら、ご視聴いただけたらうれしいです。
対談の詳細や参加申し込みにつきましては、下記のリンクからお願いします。
▼Aoba-BBT社長、柴田巌の書籍刊行記念対談イベント 『高等教育のこれからを考えよう』開催! 〜教育インフルエンサー、knockout氏とオンライン対談~
https://www.bbt757.com/news_release/2023/10/aoba-bbt-knockout.html
▼ 音声で聴く
-----
この記事が気に入りましたら、ぜひスキ♡ボタンを押してください。 スキはnote非会員でも押すことができます。会員の方はフォローをしていただけると更新情報が届きますよ。
SNSで話題にしていただけるのも大歓迎です!
\\ Voicy やってます //
Voicyのアプリをお使いの方はチャンネルをフォローしていただくと更新通知が届きます。ぜひこちらもぜひフォローしてください!
▼ Voicy|【教育の明日をよむ】knockout の10分キャッチアップ
https://voicy.jp/channel/4219
\\ X(Twitter) もやってます //
X(Twitter)でも日常生活のや教育関連の最新ニュースを追いかけてつぶやいています。ご興味があればぜひフォローよろしくお願いします。
Twitter: @knockout_
\\ ご家庭の教育戦略を一緒に考えます //
このところいろんな方から様々なご相談を受けるので、coconala(ココナラ)に窓口をつくりました。ぜひご利用をご検討ください。
▼ coconala(ココナラ)|教育方針にお悩みの親御さん向け
https://coconala.com/services/3051022
サポートをしてくれると徳を積めます。たくさん徳を積むと、来世にいいことがあるともっぱらのウワサです!