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なぜまだ紙に描いてるか?

「絵画として、物体として、1000年後にも残る可能性があるものを作りたい」
と普段から思っているのだが、いまだにキャンバスではなくパネルに紙をとめて描くことが多い。
一応理屈ではキャンバスのほうが堅牢らしいのだがそこはニスをしっかり塗って対応してる。価格帯が極端に低いものは別。

それでもキャンバスのほうが安全牌だ。それなのにほとんどが紙作品。
キャンバスを好きになれないのだ。鉛筆での下書きを書いたり消したりが多いので紙でないと無理が多い。
「カーボンで移せばいいじゃない」と言われそうだ。たしかに合理主義で考えるならその通り。どうせ上から絵の具を載せるのだからあくまで下書きはガイドライン、めやす。

しかし、私は下書きにも命というか簡単に捨てられない価値があると感じてる。これはまだ理屈では説明できない。

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