【受験体験記】FP3級とFP2級の試験内容を徹底比較してみた
先日FP2級の試験を受けてきました。
自己採点は記事にしましたが、おそらく合格点は取れたと思います。
今回FP2級を受けてみて、FP3級とは違うなと感じた点をまとめました。
↓3級の勉強法まとめはこちら
↓2級の学習記録はこちら
勉強時間
私が試験を受けるまでに勉強に費やした時間は以下の通り
3級はこの勉強時間で「これは合格できるな」と確信を持って受験できました。
対して2級は約2倍の勉強時間をかけましたが、ちょっと不安が残りつつの受験となりました。
受験者層
3級の試験会場は「新卒で入社直後かな?」という方が多かったのですが、2級の試験会場は「入社3年目くらいかな?」という方が多かった印象です。(私の感覚です)
もちろん、年配の方、学生と思われる方、趣味で受けていそうな方(私ですね)も会場にはいました。
ご参考まで。
「学科試験」の難易度
「学科試験」の出題形式の違いはこちら
まず出題形式だけでも2級のほうが難易度が高いのがわかると思います。
2級は出題される選択肢としてほどほど長い文章×4つが並んでいるので、解くのがなかなかしんどいです。
3級はある程度ノリで解答すれば合っていることも多かったですが、2級に関してはしっかりと知識を身に着けなければ合格点をとるのは難しいと思われます。
とはいえ、2級も対策としては「過去問道場を解く」ですね。
また、過去問の正答率が伸びないときはこちらのテキストを使って知識をインプットしました。
過去問を解く → 不正解の多い分野はテキストを読む
の繰り返しで正答率6割を確実に超えるようになれば学科対策はOKです!
ただ、1つ注意点として
テキストを購入する場合、最新のものにしたほうが良いです。
中古本では法改正の影響で数字が色々と古い可能性があります。
(例えば、2020年分から基礎控除の金額が38万→48万になったりしています)
「実技試験」の難易度(金財)
「実技試験」の出題形式の違いはこちら
出題形式の大きな違いとしては「記述」の形式が追加になったことです。
「記述」の試験では「感で選ぶ!」ということができないので、各種の計算方法を覚えておく必要があります。
加えて2級は、直近の法改正の内容が出題されることが多いです。
ある程度、時事ネタについても勉強しておく必要があります。
とはいえ、出題されやすい問題は例年似通っているので、とにかく問題演習の数を経験することが大切だと思います。
例えば「個人資産相談業務」の場合、かなりの確率で「老齢厚生年金」の金額を求める問題が出題されています。
具体的な対策としては、問題集で網羅的に演習を行うのが良いと思います。
私が実技演習で使用したテキストはこちら。
FP2級の「実技」に関しては過去問よりもこの問題集で演習をするほうがおすすめです。
過去問の場合、
・法改正の影響で正解の数字が異なる場合がある
・時事問題に対応できない(古い時事ネタを頑張って覚えてしまう)
というデメリットが存在するため、解いても直近3回分くらいまでにしたほうが良いです。
また、テキストのときと同様、最新の問題集を購入したほうが良いです。
最新の法律基準で作られた問題集を使いましょう。
FP2級を目指している方へ
3級と比較すると2級はグンと難易度が上がります。
とはいえ、しっかりと対策すれば1発合格を狙える内容です。
勉強の順序としては、まずは「学科」対策をしっかり行い、十分な基礎知識を身に着けてから「実技」試験の勉強という進め方をおすすめします。
勉強が大変な分、合格したときの達成感は3級のとき以上だと思いますので、ぜひ合格を目指して頑張ってください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?