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ひとめでわかる中国の国家権力


いまだに香港でのデモが尾をひいている…。

□1989年天安門事件
□1997年イギリスからの返還、『香港(737万人)』は中華人民共和国特別行政区となった。イギリス領の間、155年間、香港は中国とは違う文化で成長した国家だ。
□香港は、1842年の『アヘン戦争』でイギリス領となる。99年間の租借(そしゃく)地となっていた。返還から50年間、つまり、2047年まで「外交と国防問題以外では高い自治性を維持する」とされた。また、中国と違い、独自の法制度や国境を持つほか、表現の自由などの権利も保障されている
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48618554

2014年、民主化を求める『雨傘運動』の反政府デモ、そして今回の2019年の大規模『デモ』。今回のデモの名前は後から歴史がつけるのだろう…。むしろ、香港の自治と民主化を求めるデモはもう抑えが効かないところまできている。
737万人の人口で、一説には200万人が集まったというから驚愕だ…。
報道の写真をみるかぎり、まんざら200万人は嘘の数字とは思えない。

2015年、天津爆発事件 もほとんどなかったことになっている…

50ものあった天津爆発事件の報道ウェブサイトが閉鎖に追い込まれた…。デマを流したとしてだ。
中国の動画共有サービス
http://www.youku.com/ や http://www.soku.com/ でアップロードされた映像がYouTubeに避難してきている
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20150817-00048549/

中国国家インターネット情報弁公室による検閲

この報道をしたウェブサイトはデマサイトとしてつぶされてしまった…。

まず、中国共産党の指導者世代はいまや第五世代
基本的に中国共産党の一党独裁なので、政府の言う通りであれば問題がない。
反面、政府を批判するようなことはすべて封印される。
海外のネット情報は、GoogleやFacebookをはじめインターネットでさえも遮断されている状態だ。
それらを管轄するのが、中国国家インターネット情報弁公室(じょうほうべんこうしつ)だ。


中国の国家権力は、おおきく6つある

1.国家主席
2.全人大 全国人民代表大会常務い委員会
3.中国共産党
4.   国務院
5.中央軍事委員会
6.政治協商会議

最大の権力は国家主席の習近平シュウ・キンペイである。そしてナンバー2は、中国の行政機関の最高にあたる機関である国務院(日本の内閣に相当)。
李克強(り・こっきょう)リー・クーチアン国務院総理が管轄する。
二人とも中国共産党第5世代の指導者である。現在の第5世代政治体制を、習近平と李克強の名を取り、「習李(しゅうり)体制」とも呼ばれる。

国務院を率いる 李克強リー・クーチアン国務院総理 の権力も多大だ。
新華通信社』は中国政府の国営メディアである。

新華通信社の日本語サイト
http://so.news.cn/

とてもおもしろいのが、新華通信社の日本語サイトで、『デモ』を検索してみてほしい…。他国のデモは報道しているが、自国のデモは一切登場しない。
いや、この時代にこの情報操作はあまりにも稚拙すぎる…。

http://so.news.cn/?lang=jp#search/0/デモ/1

ヤフーニュースで執筆した過去記事をもとに追記編集しています。


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