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4年の月日は推しを舞台に立たせる〜舞台WITHイベントを終えて

春。

春は訪れる。花は咲く。未来の希望をうたうフレーズだが、こんな希望もなにもない自粛ムードの世間でも勝手に春は来るし花は咲く。

新生活が始まるこの季節、私もまた新たに社会人としてデビューする時期を迎えていた。

以前記事[ https://note.com/knndk4/n/na89b696087a4 ]でも触れたとおり、私がプリパラにハマったのは大学1回生の頃。そんな私も学生生活を終えてしまった。

ギリギリアイドルタイムプリパラをリアタイで追っていたものの、2回生の春に終わりを告げた本編。さよならだけどさよならじゃない、その言葉は本当にそのままの意味を持って今尚存在し続けている。



3/19、20と行われた舞台WITHのトークイベント。予定があり現地参加は出来なかったものの、配信でそのステージを鑑賞した。

アニメが終了した当時、WITHの単独イベントが行われたことすら驚いていたのに、今や本編と同キャストで舞台が行われているなんて。過去の私が知ったらどれだけの衝撃を受けるだろう。

しかもその頃に比べると、段違いにWITHのステージは磨き上げられていた。「最高を更新し続ける」WITHが、いつ見てもそこにいた。



今回のイベントでもそれは顕著だった。今回一曲めに披露された「DANCE PRINCE」も、今までになかったフリが追加され、さらにセクシーかつかっこいいアイドルの要素が垣間見えた。

また、バラード曲である「リフレインザシンフォニー」。過去のイベントでは主にスタンドマイクを使ってのパフォーマンスだったが、今回はしっとりとした曲調に合わせたダンスがあてられていた。

アルバムで、ライブで、何度となく触れていたはずの曲でさえ、まだ新しい顔を見せてくれる。

3年という月日が過ぎてなお熱が冷めないのは、ひとえに作品に携わる全ての人がファン以上の熱量を持って作っているからだと思う。


今回のイベント中、とくに印象に残っているのがショウゴ役の山下誠一郎さんが口にした「WITHにも後輩が出来た」という言葉。

WITHにとって無印プリパラのメンバーは先輩で、それ以降プリパラとしてシリーズが展開されていたわけではない。

よってマイドリームやWITHが自動的にほぼ1番新参的扱いだったが、ダークナイトメアが参入したことにより新たに後輩が生まれたのである。

アニメ本編が終了してなおWITHが「誰かの夢」であること、また「アイドルランドプリパラ」の登場人物としてシンヤ、ウシミツがキャラクターとしても活躍すること。

さよならだけどさよならじゃない、その言葉はまだ更新されていることをしみじみと実感する。そしてその次のページは、5月の3rdライブへと続いているのである。



記事の最初に触れたが、私はこの学生生活最後の約4年間をほぼプリパラとともに過ごしてきた。

初めて現地のライブに参加したのも、ライブのために遠征したのも、コラボカフェに通ったのも、舞台鑑賞も全部プリパラが初めてだった。

たくさんの経験をさせてくれたこの作品に出会えたこと、出会わせてくれたこと、感謝の気持ちはやまない。



今度会うときは、きっと大きな声で気持ちを伝えられる世界でありますように。

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