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プリパラオタクによるVtuberの認識

Vtuberにハマって1年が経とうとしている。

1年前、就職活動がどえらい深刻な状況を迎えた私に友達が動画を勧めてくれたのがきっかけだ。
Vtuberとは、2Dまたは3Dの体を使って活動するYouTuberのこと。
2次元の体を持っているライバーが、3次元の私達と同じ時間や話題を共有している新しい感覚に虜になってから時間が経つのは早かった。


さてこのVtuberという存在に触れる際、それぞれの「Vtuberへの認識、受け入れ方の違い」という問題が発生する。

私はあまりVtuberが生まれる前の世界や記憶の話が得意ではないため言及は控えるが(私が言わなくてもすでに色んな人が触れているのでそっちを見てほしい)、
私がVtuberをどう認識しているのかを1年かけてやっとしっくりくる例えが浮かんだので記しておきたい。


前提として、以前から投稿している記事の通り、Vtuberにハマる前から私はプリパラのオタクだった。
3D(CG)の体を持って歌ったり踊ったりする点では、プリパラとVuberのライブを同じように楽しんでいる側面がある。
どうして突然プリパラの話を持ち込んだかというと、これこそ私のVtuber認識だからである。


私はVtuberをボーカルドールのようなものだと思っている。

ボーカルドールとは、ざっくり言えば仮想空間プリパラで生まれた人間ではないもの。
(ここでは能力などは関係なく生まれ育ちの点を言う)
現実世界に出ることはできない、ヴァーチャル空間でのみ生きる存在である。

私はVtuberはヴァーチャルで生まれて配信をしていると信じているし、そういう認識で楽しんでいる。
もともと小学校中学年くらいまでドラマはリアルタイムで起こっているノンフィクションのものがテレビに映っているんだと思っていたので(カメラワークやBGMは何か特別な力で操作されている)、
今でもその感覚が残っているのかもしれない。


じゃあ今徐々に増えつつあるプロゲーマーや声優さんなど3次元の人たちがVデビューするのがどうなんだ、と思う人もいるかもしれない。
それこそプリパラを例えにした意味の一つだ。


私はVデビューをした人たち=プリパラの多くの登場人物が該当する「プリチケを持った人」だと思っている。
現実空間から仮想空間に行くことができる人だ。今の技術を使えば3次元から2次元に行くことができる、それを叶えたのがVの体を持つ3次元の人たちだと思っている。


「じゃあ逆も然りじゃん」という知覚過敏意見の方向けに言うと、卵からオムレツに作ることはできるけどオムレツは生卵にはかえらないと同じ認識だと答えたい。私がそうだって言ったらそうなのである。その認識を押し付ける気もなければ別の意見を否定する気もない。


存在こそ完全に別のものであるが、Vuberと3次元の世界は今や壁で区切られたものではなくグラデーションのように馴染みつつある。
最近Twitterでも話題になったYouTuberヒカキンとVtuberの葛葉、渋谷ハルによるコラボでも言及された「リアルとヴァーチャルの垣根はどんどん減っていく」という言葉から、渦中にいるライバー自身もその実感があるのだとわかる。
3次元の人間がヴァーチャル空間に移動するように、Vtuberも3DやARという形で現実世界へ進出している。


いつか本当にリアルとヴァーチャルの壁がなくなったとき、今の認識もまた変わるのかもしれない。

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