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発掘記事No.01 スケアリーストーリーズ

発掘記事シリーズその1。
一番初めは2020年10月に更新した記事から。

発掘記事シリーズとは……
私が週1回記事を更新しているTSUTAYA Newsのサイトのリニューアルに伴って、過去に書いた記事が消えてしまったのでその発掘をしていくというもの。


お友達の紹介で記事を書かせてもらえるようになって
嬉しかったな〜と2年とちょっと前を振り返る。
ちょうどハロウィン前の時期だったので、この映画をチョイス。初原稿を渡して編集の方に2回くらい直してもらったけどほぼそのまま載せてもらえました。

海外版デスノート!?読んだら誰かが死ぬ、トラウマ児童書と言われた原作から生まれたハロウィン映画

子ども向けと侮るなかれ・・・大人も震える怖い話の数々!

https://filmarks.com/movies/83678

キャッチコピー: その本はひとりでに物語を書く。名前を刻まれたら”死”。

あらすじ: 読むな危険。その本は、絶対に開いてはいけない― ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだ子供たちが一冊の本を見つける。 そこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。持ち帰った次の日から子供がひとり、またひとりと消えていく。 そして、その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていくのだ。 主人公は消えた子供たち。彼らが“いちばん怖い”と思うものに襲われる物語がそこにあった。 次の主人公は誰なのか? 子供たちはどこへ消えたのか?“怖い本”の呪いからはだれひとり逃げられない―。 -Filmarksより


『おしゃれオムニバスホラー』という新ジャンル

『シェイプ・オブ・ウォーター』や『パンズ・ラビリンス』を手がけるギレルモ・デル・トロ監督ならではの不穏な空気に包まれる映像美と、挿絵からそのまま飛び出してきたような完璧なビジュアルのモンスターたち。

原作は80年代にアメリカやカナダの子どもたちの間で流行った『Scary Stories to Tell in the Dark』(アルヴァン・シュワルツ著)。
日本で言うところの『本当にあった怖い話』のようなぞくっとする話を集めた児童書ですが、その内容が怖すぎるとトラウマになった人が多かったそうです。 そんなトラウマ児童書が、黄金眩しいトウモロコシ畑や迷路のような病院を舞台に映像化。 精巧な特殊メイクで作られたモンスターたちは画面に映った瞬間から「これは怖い…」となる存在感。ほぼCGなしだからこそ、現実世界に溶け込みすぎて本当に歩き回っているのかも、と思わせるリアルさです。
登場人物(?)には魅力がたくさん!ハロウィンの夜にぴったりなストーリー
”怖い本”に名前が書かれた人を順番に襲いにやってくるモンスターたちは見た目も登場の仕方も様々。 熊手を振りかざすカカシのハロルドや自分の足の指を探している死体、意味不明な言葉を叫びながら追いかけてくる体がバラバラのジャングリーマン。

数々の不気味なモンスターの中でも、私の一番のお気に入りは予告トレーラーでも目立っていたペール・レディです。真っ白な体を揺らしながら四方八方からゆっくりと迫り来る姿は怖くもありどこか愛らしさもあるこの映画のマスコット的存在といえます。

そんなモンスターに負けず劣らず、登場する少年少女たちの中でも一際印象的なのは大きなメガネがチャームポイントのステラ。 お話の始まりがハロウィンの夜ということもあり、序盤で魔女の衣装を着ているステラの黒いリップとギークな縁のあるメガネのミスマッチ具合がとっても可愛くてよく覚えています。
ふわふわな髪の毛と大人しそうな見た目とは裏腹に、ホラー大好きで好奇心旺盛な彼女がサクサクと物語を進めて行く姿は終盤になれば頼もしいほど。
観る人によってハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか結末が変わる不思議なエンディングを得意とするギレルモ監督作品。 あなたはこの結末をどう考えますか?


今となっては何度も紹介をしているギレルモ・デル・トロ監督の作品ですが、彼の作品はモンスターへの愛が溢れているのが大好きです。
『スケアリーストーリーズ』でも畑や病院、警察署など身近にある場所でモンスターたちが大暴れすることが多く、そのビジュアルも「こっわ〜」と「かわいい…?」となるギリギリのラインを攻めてます。

あとはギレルモ監督といえば、虫です。
虫が嫌いな人は卒倒もののシーンがかなり多いので、ギレルモ監督は結構オススメする時に注意が必要。「虫、平気?」は絶対聞いたほうがいい。

この記事にもある“The Red Spot”は、本当に本当にトラウマ。
肌荒れした時によぎって「うへぇ」となるので肌管理を徹底しようと思えます。まさかの美意識急上昇映画なのかもしれない。


あとびっくりしたのは、ディレクターを務めたのはノルウェーの方でこの「Scary Stories to Tell in the Dark」の元になった本を知らなかったそうな。

ギレルモ監督はその作業ブックが書籍化するほど、作品のイメージを絵に描いたりしてかなりビジュアル化する方なので、ディレクターが原作本を読んでなくてもイメージが膨らんだのかな…と思ったり。



と、いう感じでどうやって発掘記事を書いていくかまだまだ手探りの状態ですが、過去記事を貼りつつ追加情報を入れて更新していきます!

おわり!

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