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久しぶりに胸がいっぱいになった

ちょっとだけ離れたところから見た友達は、
とってもキラキラしていた。

いつも隣にいたはずなのに
いつのまにか大きくなっていて、
いつのまにか遠くに行ってしまったみたいだ。



輝いた姿に圧倒される私の横で、友達が泣いていた。

音で声が掻き消されるなか、こう聞いた。
「なんで泣いてるの?」



その子は、学生時代
私よりも近くで友達を見ていて、
私よりももっとたくさんのことを知っていた。

「いろんな気持ちが混じって、涙が出た。」

だから。こう言ったんだろう。


嬉しさと、驚きと、少しの悲しさ。
それと、ちょっぴり懐かしい気持ち。



小学生の頃、昼休みに
歌って踊っていた姿を思い出した。


それより遥かに上手なはずなのに、
とっても懐かしかった。

顔も声も中身も、
全部が変わっていないからかもしれない。


ちょっとだけ遠くにいるけれど、
まるで隣にいるかのように。
まるであの頃に戻ったかのように。

そんな懐かしい気持ちになって、涙をこぼした。


場違いなくらい大泣きした2人を見て
掛けてくれた言葉は、やっぱり相変わらずだった。



私は夢とかなりたい自分とかは持ってない。
別に悪いことだとは思っていなくて、
その時にやりたいことをして、なりたいものになればいいと思う。


でも、
夢を持つこと、持ち続けること、そして叶えることはもっと素敵でかっこいいと思う。


友達フィルターが余計にそうさせているのかもしれないけれど、でも、やっぱり私の友達は素敵で輝いていてかっこよかった。



こんなに胸がいっぱいになったのは久しぶりで、
ふぅ〜と息をつきたくなるくらいだった。


周りにはたくさんの素敵で溢れていて、
自分も頑張ろう
改めて、そう思えた素敵な休日だった。



ありがとう、そして頑張れ

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