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『仮面病棟』感想

原作を読んで「何これ面白すぎる」ってなったので見ました。

あと、原作者である知念氏が執筆する本は綺麗にオチが決まっているというのもあり、気になって見ました。

結論。

面白すぎ。

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

・良いところ

・ミスリード

知念氏の本って大体ミスリードが上手いんだよね。

だから、この映画でもそのミスリードが上手く生かされていた。

主は川崎瞳だね。

彼女、一体何者なんだろうってずっと思って見ていたのですが、やたら主人公である速水に振っていたんですよね。

例えば、患者のカルテで何かに気づくふりをしていたり、とか。

手術室の床のシミに気づくふりをしていたり。

そして、あえて捕まったりとか。

まじでミスリードが上手い。

まあ分かりやすく説明すると。

 ・自分の協力者にわざと拳銃で自分の腹に撃たせる
 ↓
 ・田所病院で治療を受ける
 ↓
 ・主人公の速水と共に行動して幾つか自分に関する情報を(間接的に)渡す
 ↓
 ・5階の秘密の部屋を開けさせて田所病院で行われていた違法臓器移植のことについて知らせる。

というのが彼女の計画なんだろうね。

うん。ミスリードが上手い。

・ピエロ

彼、ずっと何者なんだろうなってずっと見ていて、良いところがありました。

院長室で彼が院長を襲っているときのシーン。彼が襲っているときに川崎瞳が「やめて!」と声を上げてそれで止めます。

ここで私は一つ不審を抱いたんですよ。

勿論他のところでも不審な点がありましたけど、遙かに大きい。


どうして、彼は彼女の言うことに素直に聞いたんだろうって。


そこから多分、彼と川崎瞳は仲間なんだなって一つ確証を得ました。


・その後の話

半年後の話、原作にはないんです。

だから新鮮な気持ちで見れました。

「なるほどなるほど。速水は地方の小さな診療所で患者を診ているんだな」

そんな気持ちです。

そして、川崎瞳が彼に借りていたお守りを返していました。

間接的ではありますが、恐らく彼女は彼に情が出来たんだなって。

何だかほっこりしました。


・まとめ

そんなかんやで面白かったです。

あまり気にするところはなく、面白かったです。



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