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『真夏の方程式』感想

昨年に『沈黙のパレード』と『容疑者Xの献身』を見たので、『真夏の方程式』を見てみました。

やっぱり、ガリレオシリーズの映画は泣けるね。うん。

「愛が故に人は正しいこともする。しかし、間違ったこともする」

昨年の『沈黙のパレード』公開時に福山雅治さんが仰っていたこと通りだと思います。

ーー東野圭吾さん、あなた天才ですか。天才という言葉は迂闊に使いたくないけど、天才なんですか。

※ネタバレ注意

・印象に残ったところ

・湯川准教授と少年・恭平

今作品の主軸は世間で言われているとおり、この二人が主な主軸でした。

湯川准教授は子ども嫌いなのに、どうして理科嫌いの少年・恭平と過ごすんだろう。

誰もがそう思います。

彼、最初の頃はぶっきらぼうであまり接してこなかったのですが、蕁麻疹が出ないという謎の理由で、(ガリレオらしく言うならば、非論理的な理由で)次第に恭平と会話を交わしていきます。

その時の心境の変化かな。

彼、分かりにくいと思いますが、恭平に対して心を開いているんです。

嫌いな子どもに対して、心を開いているんです。

(ここで『沈黙のパレード』について触れたいけど・・・・・・。ネタバレになるので触れません)←ネタバレになってる

んで、少年の方はというと。

恭平は理科嫌いであることを湯川に話していました。

そうすると、数日後になぜか湯川と海辺でペットボトルロケットを飛ばすことに。

ここ、湯川曰く、理科が面白いということを分からせるためにやったこととか。

ーーうん。

彼、要はツンデレだね。

子どもが嫌いな癖に理科が面白いことを示す為に、わざわざペットボトルロケットを作って恭平と海辺でやるなんて。

科学者としては聞き捨てならないことだとは思うし、何より湯川の成長が見ることが出来る一点だなぁって思う。

それで、二人は何十回かペットボトルロケットを飛ばして海を見ることができるようになります。

(原作では湯川の携帯が壊れて、開発団体に怒られていますが・・・・・・。まあここは気にすることはないと思っています。本筋とは何ら関係が無いので)

・川畑重治

彼、実娘の父親じゃないのに殺人という罪を背負って、同情出来てしまうと思います。

ってか、誰もが同情をしてしまう。

だって、娘の成実とは血が繋がっていないし、当然顔が似ていない。

それなのに、娘を守ろうと元刑事の塚原を殺害。

んで、彼の動機となる根源が「愛」。

冒頭でも記述した通り、「愛が故に人は正しいこともする。しかし、間違ったこともする」。

ここの部分をよく表していると思います。


・余談

この作品、実は第2シーズンのガリレオシリーズの撮影が始まる前に撮られたとか。

そのため、岸谷刑事役の吉高さんは今作品から初めてガリレオシリーズに関わるっていう。

ーーふぇぇぇぇぇ。

あと、『真夏の方程式』のロケ地が静岡だとか。

・・・・・・あれ?

最近の『沈黙のパレード』も確か静岡だぞ???

静岡、ガリレオシリーズに貢献しすぎ。

さすが地元!!!!!!!!!!!!!!!!!

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