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『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』感想

春休みが暇なので見てみました。

セイバー、途中からリアタイしてて「面白いなあ」って思っていたので、単独映画ないかなって探したらこれしかありませんでした。

そもそも、コロナ禍を諸に被った作品でありますし・・・・・・。まあ単独映画が少ないのは仕方ないのかなって。

結論だけ先に申し上げておきます。

めっちゃ面白かった。

※ネタバレ注意

・良いところ

・各々の戦う理由

ファルシオンとの戦いの時に各々が戦う"理由"が示されて「うおお」ってなりました。

それぞれの登場人物にはそれぞれの理由があり、登場人物「らしさ」が結構色濃く出てた。

例えば、尾上亮/仮面ライダーバスターが戦う理由なんか父親「らしさ」が出てた。

息子のそらの為に戦う。

この理由、責任感のある親がバシッと言いそうな台詞で良かった。

あと、賢人の戦う理由かな。

彼はファルシオンの台詞に対してバシッと決めてて良かった。

人は過ちを犯す。だけど、罪を償うのも人だ!

全人類に届けたいよ、この言葉。(マジ)

・ファルシオンが世界を滅ぼす理由

彼が滅ぼす理由、悪役として最高でした。

人がいるから、力があるから、争いは終わらない。

だから、世界を滅ぼす。無に帰す。

確かに、彼の言うとおり、人がいる限り争いはなくならないし、力なんてなくならない。

満点を上げたいぐらいですよ、これ。

特撮用の脚本を描く上で、登場人物の壁となる悪役が必ず描かれているんだけど、その例がファルシオンと言ってもおかしくない。

まじでええやん。これ。

・「仮面ライダー」とは?

「仮面ライダー」の定義もなかなか良かった。

人知れず、世界を守るために戦っている戦士。

王道ではあるものの、その戦いを側で見守ってきたヒロインが言う言葉に、重みがあるんだよね。

なかなか良かったです。

・今作のメッセージ性

「最後まで諦めず、希望を持て」

この言葉が、今作のメッセージだと思います。

各々の登場人物にスポットライトを当て、そして、「仮面ライダーとは何か?」を描いた上で、「諦めず、希望を持て」というメッセージを発する。

凄くない?

え??

名作??()

・気になるところ

と言いつつ、気になるところはあったぽよ。

・ファルシオンの過去

彼が世界を滅ぼす理由、この映画では描かれませんでした。

まあ、もとよりこの映画は本編に繋がるものだし、感慨深いのであまり気にしません。


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