日常にある「自分の好き」を改めて知る

最近あるYouTubeの動画にハマっています。それは料理研究家のリュウジさんの動画です。リュウジさんのことは、江頭2:50さんのチャンネルで見たことがあるので知っていましたが、それ以外は全く知らなくて、「簡単で美味しい料理の作り方を教えてくれる人」くらいの認識しかありませんでした。

リュウジさんのチャンネルでは、私の認識を肯定してくれるように「簡単で美味しい料理」を紹介する内容が殆んどなのですが、稀に「チェーン店のお薦めメニューを紹介しながらお酒を飲む」という企画があるのです。この企画ではリュウジさんの従姉妹で、女優の菅沢こゆきさんと二人でチェーン店に行き、お互いのお薦めメニューを食べながら、その料理の美味しさの解説(うんちく)がありつつ、最後はリュウジさんが泥酔して終了になります。私が最初に観たのは「鳥貴族」で、その後は「スシロー」と「サイゼリヤ」を観ましたが、私は「いとこの二人が、ただ食べて飲んで酔っぱらう動画」にハマってしまったのです。

私がハマってしまった最大の理由は、何と言っても「めちゃくちゃ美味しそうに飲んで食べている」からです。リュウジさんは「料理研究家」なので、高級店で食事をすることもあるようなのですが、「高級店とチェーン店は別物で、それぞれの良さがあるよね」と言って、チェーン店の料理を誰よりも楽しんでいる姿は本当に気持ちが良いのです。チェーン店って、比較的リーズナブルで美味しいメニューがたくさんあるし、安定感と安心感が心地よいので、私も大好きなのです。有名料理研究家に「私のチェーン店好き」を肯定してもらっている感じがして、ちょっぴり嬉しい気持ちになりました。

また、これはサイゼリヤでの一幕ですが、お二人が「結婚」についての話しになった時に・・・
「サイゼリヤを一緒に楽しめる人がいいよね」
「サイゼリヤで豪遊して、最後に『めちゃめちゃ食べて、こんなに安いんかい!』ってゲラゲラ笑える人がいい」
・・・と話されていたのですが、これらの言葉にも嬉しくなりました。これらの言葉については、私も完全に同感なのですが、いつも(特に異性には)「この考え方って、どれくらい理解してもらえるのだろうか?」という疑問と板挟みになってしまいます。
もし、私がパートナーを探すようなことがあれば、チェーン店に限らず、例えばコンビニの商品とか、スーパーのお惣菜や冷凍食品など、手軽に買えるもので一緒に食事とお酒を楽しみながら「これ美味しいね」って言い合える人がいいなぁ・・・と思っていたので、動画を観ながら、「自分の価値観を肯定された感じ」になって嬉しかったです。

こうしてお二人の動画を観たあと、私は「早く体調を回復させて、美味しく食事をしながらお酒を飲みたい」という気持ちでいっぱいになり、「これこそが私が一番やりたいことなのかも知れない」とも思うようになりました。
それ以降、体調のことはモチロンですが、スーパーのお惣菜や冷凍食品などを入念にチェックするようになりました。本当に「小さな楽しみ」ですが、「すぐそばにあって手に届く楽しみを大切にしたい」と思っています。

ちなみに「一緒に楽しむ相手探し」は、「ご縁があれば・・・」ということにしておきます(笑)

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