試合中の声かけ - 意識を内に向けるか外に向けるか

今日のプロ練でラクランが紹介していたことが面白くて、直接的な技術の話ではなく考え方やコーチングについての内容だったのでここで紹介したいと思います。

(例)レッスルアップで潰されそうな時にセコンドはどう声をかけるべきか?

https://www.grapplearts.com/wrestling-moves-for-bjj/

(レッスルアップというのはガードから相手の足を固定してレスリングのタックルのように立ち上がる技/ムーブですが本題から逸れるのでここでは詳細は割愛します)

ラクランのSUBMETA.ioにならってクイズ風にしてみると、
1)姿勢良く!
2)頭を相手の胸に!
の二つの声の掛け方があったとして、どちらの方が良いか?という話で、ラクランによると2の声の掛け方の方がいいらしいです。

意識を内に向けるか外に向けるか

これは、2の声の掛け方の方が意識が外にむくためで、1だと意識が内に向いてしまうため、自分のことに一生懸命になる内に試合中の状況の変化などを見逃してしまう可能性が高くなりコーチングとして適切ではないということでした。
ラクランがいうにはこの分野に関する論文などもたくさん存在するということでしたので、興味がある方はぜひ探してみてください。自分もおりを見てより深堀してみようと思います。

コーチング(セコンド)の重要性

競技をされている方であればコーチング(セコンド)の重要性は言わずもがな実感されているところだと思います。自分も大会で相手のセコンドにやろうとしている展開を先に潰されてしまっているような気がして、結果的にうまく試合運びをすることができず負けてしまったことが何回もあります。

しかし、例えば普段練習を一緒にしていない人がセコンドについた時にうまく連携が取れなかったりとか、セコンドの声が聞こえなくて結果的によくわからない感じになってしまったりとか、セコンドもただやればいいわけではなく良し悪し、うまい下手があるものだとも思います。

柔術は個人競技ではありますが、一緒に練習している仲間の力で勝ち上がる団体競技のような側面も強いと練習を重ねれば重ねるほど強く思います(大会までの過程も大会当日も)。自分自身だけでなく、仲間の結果も引き出せるようになるべく、セコンドの声の掛け方も自分なりに理解を深めていきたいなと思いました。

お知らせ

2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住し、現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
noteには、メルボルン生活をより充実したものにするため、日々をより意識的に過ごすために毎週ちょっとした文章と数枚の写真とその週の日記を投稿しています。よかったら毎週の投稿も是非ご覧ください!


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