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2023年 FNS27時間テレビの話

2023年7月22日(土)-23日(日)放送
FNS27時間テレビの感想です。

4年ぶりに復活した27時間テレビが終わりました。

番組が復活すると聞いて驚き、総合司会が千鳥・かまいたち・ダイアンの3組であることにその何倍も驚いた数ヶ月前が今では懐かしく思います。

結局視聴できたのは15時間程度だったかとは思うのですが、感想を一言で表すと「めちゃくちゃ面白かった」ですね。

テレビが好きでずっと見てきた身としては、やはり27時間テレビという番組は特別な存在で、生放送の明るくシビアな環境の中、お笑い界の歴史に残る事件が何か起こるんじゃないだろうかと、放送前から胸が高鳴り、放送中もずっと目が離せない、その年のバラエティ最大のお祭りでした。

社会人になってからは学生の時のように、終日ずっと追いかけるということは出来なくなってしまいましたが、それでも極力ライブで見ようとスケジュールを調整するぐらいの意識はしてきました。

しかし、ここ10年ぐらいですかね、笑っていいとも!の最終回が、まるでフジテレビのバラエティの最終回であったかのように思えるくらい、フジテレビから私が好きだったある種のエネルギーのようなものが失われていった感じがして、あくまでも個人の好みの問題ですが、あの頃のバラエティの濃度はこれから先、期待出来ないなと思うようになっていました。

懐古主義そのものでしょうし、その間にあったFNSラフ&ミュージックではダウンタウンの松本さんと爆笑問題の共演があったりと、バラエティの年表に載るような事件は度々起こっているのですが、まああの深夜に豪華な面々が生放送で無茶苦茶している雰囲気であったり、2日目の早朝からお昼ぐらいの気だるさであったりと、身体に感覚的に染み付いている「特別な日」の過ごし方が忘れらなかったのでしょう。

そんな中、27時間テレビ復活のニュース。しかもその再開一発目の総合司会にあのメンツが発表された時は「めちゃくちゃお笑いやん!」と正直とても熱くなりました。そうして最初の感想に戻るわけですが、内容も実にお笑いお笑いしたバラエティで、久々に馬鹿馬鹿しい、楽しいテレビが戻ってきたように感じられてとても嬉しかったです。

これはこの世代のお笑いファン特有のものかもしれないですし、もっと下の世代には今日27時間テレビが放送していたことさえ知らない人たちも多数いるのでしょうが、こうした番組を作り続ける意義は絶対にあると思いますし、視聴率的には振るわないかもしれませんが、引き続きフジテレビにはお笑いを中心に据えた濃密な番組を作ってもらえると有難いなと思います。YouTube全盛の時代とはいえ、やはりあの規模とクオリティのプロの仕事が光るバラエティを見られるのはテレビという媒体だけだと思いますので。

具体的な番組内容にも触れず、無責任な立場でひたすら主観的に語ってしまい申し訳ありません。何だか勢いに任せて書いてしましました。気は早いですが、2024年も楽しみにしています。よろしくお願いいたします。

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