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脳の思い込み

今日、3週間ぶりに病院に行った。


最近はできるかできないかは置いといて、苦手な交通機関で片道1時間半かけて病院に行っていた。しかし今日は久しぶりに、病院に行こうとしたら急に怖くなり、人に車で病院まで送り迎えしてもらった。


今日の出来事を診察時に病院の先生に相談した。すると先生はこう言った。


「交通機関に乗れないと思ってしまうのは、脳の思い込みだよ。だから仕方ないことなんだけど、その思い込みは取らないといけない。あなたはバイトには毎回ちゃんと行けてるね。それは、『バイトはできる』って脳が既に思い込めているから。交通機関に乗ることも同じ要領でできるようになる。あなたなら大丈夫だよ。できるからね。」と。


脳の思い込み…。


先生はわたしのことを、ほどんど病気だと思っていないのかもしれない。「なんでできない、怖いって思うの?」という質問を投げかけてくる時点でそうだ。


でも、「脳の」思い込みという単語を使った時点で、わたしは病気なんだとも思う。心の病気は脳の病気である場合があると思うからだ。例えば、セロトニンが不足しているだとかで、それを補う薬を処方されたりする。脳がちゃんとコントロールできるように。人間がほとんど意識的にコントロールできない自律神経を薬で調整することで体調管理をするとか。


いや、思い込み程度のことならば、気の持ちようなのか?それも違う。いくら「わたしはできる」と思って交通機関に乗ろうとも、発作が起きるときには起きる。


先生はわたしに、予期不安をせず、あるいはそれが出ようが、あなたはもうできるから、というよりも今まで何回もできていることなのだから、次回は交通機関で来てみなさいと言った。


確かに、このまま再度挑戦してみないと、諦めていてはそれができるようにはならない。わたしはある程度、先生が言うことを信じて、だからこそここまで回復できたわけで。


もはや自分が病気か病気でないのか、細かいことを無限ループで考えるよりも(悩むよりも)とにかく今は自分を信じて再度挑戦することが大切なのだと思うことにした。

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