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【絵本レビュー ね、ぼくのともだちになって!】

DO YOU WANT TO BE MY FRIEND?
エリック・カールさんいちばんお気に入りの絵本
かわいらしい心について

【並べて楽しい絵本の世界】


ちいさなちいさな ねずみさん
おおきなおおきな ぞうさんの顔をみあげ、
前足をあげて 立ち上がって、
ね、ぼくのともだちになって?

ページをめくって、タイトルの場面では、

みどりの地面から、ぴょん!と飛んで、
ね、ぼくのともだちに なって❕

もうこのタイトルページだけで、あなた&わたしは
ねずみくんの ともだち 
ぜったい ともだち

右ページには、なにかの動物のしっぽが 描かれていて
そのしっぽの持ち主に、ねずみくんは
ね、ぼくのともだちになって❕ 

と、話しかけていきます。
ページをめくると、左ページに、そのしっぽの持ち主が描かれ、右ページにはまたぜんぜん違うしっぽが描かれています。

ともだち1



この動物はねずみくんに、なんて答えているのかな。
そんな風に考えながら見ていくと、とっても楽しいです。

ねずみくんも表情豊かです。
まずい人に声かけちゃった・・・なぁ とか
ひぇー、、って顔してたり
やっぱりね(がっかり))

そんな空想をしながら、読んでいきます。

ねずみくん、最後に誰とおともだちになるんだろう・・・

みどりの地面だと思っていたのは、じつは・・・
地面じゃなかった。そんなしかけも最高!

なんども読み返してしまいます。
ねずみくんの細いしっぽも、繊細なタッチでやけに楽しめたりする
作者の絵本への愛情、子どもたちへの愛情が感じられたりします
(これはsuzukiの個人的な目線ですが)

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ぜひぜひ、小さな人たちと大いに楽しんでほしい絵本です。

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私は、臆病者で引っ込み思案で、そのくせ 変にプライドも高くて、今思えばいやな子どもだったなぁ、と思います。

さみしいのに、ねずみくんみたいに
人に声をかけられなかったし
相手にされないと、ひとりのほうがいい、と負け惜しみを言っていたり。

そんな風にしながらも、まぁなんとか 半世紀以上も生きてきたわけです。

それも、接客業や販売業、いわば人と接する仕事を40年以上も。今も。

自分の繊細なしっぽに気づいてくれる人を待ちながら。

だけど、ねずみくんみたいな かわいらしい心を持っていたら

きっと、もっとずっと 自分を好きになって、
きっと、誰かがそんな君もいいね、って言ってくれるような気がします。

そして、誰かに そんな君もいいね って言ってあげられる人になりたいといつも思っています。


今日もお読みいただきありがとうございます。

楽しい一日になりますように。







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