ちいさなbook cafe かとぶん3
お店の工事も無事におわり、今日は保健所の人が見に来ます。
業者の方の綿密な計画のおかげで、狭いながらも使い勝手の良いキッチンができあがっています。
ちゃんと清潔に保てるか?必要なものが的確な場所に配置されているか?などががメインの、なかなか厳しいチェックがはいるので、少しドキドキですね。
今日はお店に並ぶ絵本について、担当の私のささやかな思いを書いてみたいと思います。
プレオープンまであと2週間となりました。
3段階にわけて棚に本を入れていくことになりそうです。
「かとぶん」の顔となるスタッフは筆者の娘ですが、まず第1は彼女の所有するかなりボロボロの本たちです。(昨日運び入れました)
私の読み聞かせの声が、記憶されている絵本がたくさんあると思います。「ここのセリフがすごく記憶に残っているんだよねぇ」とか、このテンポが好きなんだよね~」とか、そんな話を彼女から聞けるチャンスがあると、母はとても幸せになります。
あかちゃんがはじめて聞く親の声は、あたたかく優しいものであってほしいといつも切実に思っています。一緒にくすくす笑ったり、ドキドキしたりしながら、いろんな絵本に触れあってほしいものです。ボロボロの絵本を棚に並べて眺めていると、「かとぶん」に来てくれる人々のために、きれいな本に買いなおさなきゃ!と思える絵本がいっぱいありました。
この当時は本屋さんに勤めていましたから、熱心な出版社さんの営業の方と、時にちょっとした熱いお話になったりしながら、たくさんの本に出合って来ました。これもまたとても幸福な時代でした。ある店舗では月に一度「おはなし会」も開催しました。
売り場の一画にシートを広げて座ってもらい、かつて幼稚園の先生だった同僚に頼んで絵本を読んでもらいました。保育士になる勉強をしている学生のお兄さんも読みにきてくれました。美大にかよう学生さんはスタンプカードや、来月の開催日を記入したオリジナルカレンダーを作ってくれました。
20年勤めましたからその間に自分の子どもたちは大人になってしまったわけですが・・・
このあと第2段階では、我が子が成人し巣立った後にも、私が欲しいと思っ
て買い続けてきた絵本を運び入れます。すでに本屋勤めも辞めて、絵本が自分の癒しであったり、これだけは大切にしておきたいという思いだったり、が反映した絵本たちです。
どんな時でも片時も本と離れていられないんだね。と自分に苦笑する時代でした。
今日もお読みくださりありがとうございます。
ちいさなbook cafe かとぶん4につづきます
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