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セキュアな開発で高信頼な経営プラットフォームをつくる、ログラスで次の挑戦を。

🐳この記事は「ログラスサマーアドベントカレンダー2023」の8月最後の記事です。
次回はエンジニアの村本さんです!お楽しみに!


はじめまして、鈴木健一と申します。このたび株式会社ログラスに参画し、開発に関するあれやこれやをしています。

この記事では、私がNTTデータやVisional(ビズリーチ)を経て、ログラスに参画するに至った経緯や考えを書きます。

まず、ログラスへの参画を決断をするにあたり、多くの方々にご支援賜りました。正直なところ、今回の転職にあたって非常に魅力的なお話が多くあり、大変苦渋の末の決断でした。お世話になった皆様に心より御礼申し上げます。

早速ですが、前職では組織と事業、開発の連動性をテーマに、技術戦略の立場で経営やエンジニアリングのマネジメントに関わっていました。
それ以前では、仮説検証初期から事業スケールまで耐えうる高生産性・高品質開発をテーマに、関数型ドメイン駆動開発(Functional Domain-Driven Design; 関数型DDD)の実践やプロダクトマネジメントを通じて、セキュアなプロダクトづくりに挑戦していました。
これらを同時にやってみたらどこまでいけるのか。この挑戦をすることがログラスに入社した理由です。

・経営と技術の融合・整合と、非連続成長と事業スケールを可能にする戦略と仕組みづくり
・関数型DDDをはじめとした高品質・高生産性かつセキュアな開発で、圧倒的信頼性のあるプロダクト&プラットフォームづくり

など、これまでの経験と技術の粋を結集して経営プラットフォームづくりに挑戦したいと思い、ログラスに参画しました。

(本稿では関数型DDDについて詳細は割愛しますが、関数型DDDは数学的な特性を使うことで価値の本質を見破り多くのバグの原因をコントロールしやすくするものです。)


開発品質向上で世の中をもっとセキュアにしたい。変化に強い社会へ。

これまでの仕事を通じて、社会を支える基盤を健全化し、よりセキュアでレジリエンス(ショック耐性と回復力)のある世の中にしたい、という想いがずっと根底にありました。

多種多様なサービスやプロダクト、システムが存在して現在の社会が成り立っていると捉えたときに、開発品質の観点で考えると、社会基盤となるプログラムでさえも脆弱な部分があることが否めません。前提となるシステムが脆弱だと、そのうえに成り立つシステムもまた脆弱になってしまいます。それらによって成り立つ社会でさえも。

システムが社会を支える裏側で、システムを支える人たちがバグに苦しむ様を何度も何度も見てきましたし体験してきました。ある社会基盤システムでは、少しのミスが原因で数秒で数千万円~数億円が飛んでしまうようなシビアな世界で、品質の担保に神経を擦り減らしたことさえあります。

社会に迷惑を掛けるわけにはいかない、という想いがある一方でそのために多大な労力が掛かってしまうことに疑念を抱いていました。
そんな現代の開発をどうにかしたい、という想いから、プログラム言語理論の研究をはじめ、開発の生産性と品質を追求するに至ります。

しかし、ソフトウェアは常に変わり続けます。セキュアに作ったとしても、成長する過程でほころびが生じたり、外部の変化による影響を受ける可能性は十分にあります。それゆえにセキュアであることとレジリエントであることの両方を同時に実現していかなければなりません。

ログラスの面白さ。良い景気を作ろう。

よりレジリエンスのある社会に変わっていくためには、ビジネスの動きをリアルタイムに正確に把握することと、ビジネスをリスクテイクしていくことが不可欠です。

契約はビジネスを構成する根源であり、どのようなビジネスを成し遂げたいか、その意図が込められています。いわばビジネスの出発点と捉えられます。一方で、エンタープライズシステムの観点からみると、会計は企業データの終着点と捉えることができます。
これらの契約と会計の間にある意図やストーリーをつなぐことができれば、企業で起こっていることをより正確に迅速に把握できます。さらに、契約と会計をつなぐことで、高度なリスクテイキングが可能となり、より積極的な投資や価値の創出に繋がることが期待できます。この循環が、良い経済をつくっていくと思い至るようになりました。

そんな折、ログラスを知り、「良い景気を作ろう。」というミッションがとてもマッチすると感じました。また当時、経営や部門マネジメントに携わっており、いわゆるROIC(投下資本利益率)経営をもっと低コストで運用できないか、という課題感がありました。ログラスで扱っている領域が、目の前の課題感にマッチしたこともログラスに興味を持った理由の一つです。

高品質な手法を広めたい。

私が開発の生産性や品質にこだわるのは、膨大な労力で品質を作り込まなければならない痛みを和らげたいというのもありますが、もうひとつ理由があります。
国内では労働人口の減少が問題視されており、成長産業を創出していくにあたってエンジニアの絶対数が足りないという懸念があります。また、せっかく新規事業を立ち上げて市場ニーズがあると分かっても、事業成長の過程で技術的負債やソフトウェアの複雑性をコントロールしきれずに失速や撤退してしまうケースもあります。

こうした状況下で、従来の開発ではいずれ立ち行かなくなるという危機感がありました。生産性と品質を向上し、複雑性を少しでも下げ、事業の成功率を少しでも上げたい。
そのために関数型DDDをはじめとした高品質な手法を実践し、世に広めたいという想いがあります。これが叶うかどうかは、私の中で重要なポイントでした。

良い景気は良いコードから。

ログラスは優秀なエンジニアが数多く在籍しているだけでなく、生産性のある働き方や開発者体験、特にコード品質に気を配っています。
また、入社してみて感じたことですが、ログラス社員はモメンタムをつくるのがうまい、というのがあります。
なにか課題を解決するために新しい取り組みが必要なときや、過去に作った仕組みを作り変えるとき等、一人でやろうとするとなかなか手が出せないようなことでも、組織的に勢いを作って解決していく力強さがあります。
さらに創業初期からドメイン駆動開発を実践し続けています。エンジニアのチャレンジ精神の高さからみても、関数型のアプローチで構成した関数型DDDを実践するだけでなく、セキュアかつレジリエンスのある社会のインフラとなるプロダクトづくりをしていけると感じました。

しかし、関数型のアプローチは世に広く浸透しているわけではありません。会社として実践していくにはリスクがあります。私自身は、前述の課題感から、これらの技術を実践し社会に還元することで、世の中の開発をよりよいものにしていきたいという想いがありました。

ログラスに参画したもう1つの決め手は、代表布川に、この想いに経営コミットしていただけたことです。世の中の開発をアップデートしていきたい、パラダイムシフトしてきたい、プロダクトの力で世の中を変えたい、という熱い想いを持ったエンジニアには是非一緒に挑戦していただけると嬉しいです。

ログラスだから挑戦できる。

ログラスでは「Loglass 経営管理」の提供をはじめ、さらなる新規事業開発やLLMを活用したR&D、アジャイル組織やアーキテクチャの進化、開発者体験のさらなる向上、そして高信頼なプラットフォームづくりとやることは盛りだくさんです。
事業の成長角度もT2D3を超える勢いで伸びています。プロダクトの成長とともにコードを健全に成長させていくためにも皆様のお力が必要です。
ログラスが、エンジニアにとって思い入れのある経験ができる場になればと思います。

興味ある方はぜひ一度お話ししましょう!

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