20230715

 「海浜公園建設予定地」を寄稿している文芸雑誌『代わりに読む人1 創刊号』の完成打ち上げに参加した。ちょうど荻窪にある書店「Title」で同紙の表紙と挿画を担当されている佐貫絢郁さんの原画の展示や、編集・発行人の友田とんさんによる「代わりに読む人1ができるまで」を記した冊子が配られる『代わりに読む人』の特別展が始まっており、荻窪駅近くの居酒屋での開催だった。普段はあまり訪れない中央線沿線の独自の雰囲気を懐かしく感じながらもちょっと迷い、十五分くらい遅刻してしまった。席には入りきれず、二部屋の個室に分かれて座るという感じで、自分は「瑠衣」を寄稿されている同じ破滅派の牧野楠葉さんと、伊藤螺子さんの座っている場所に招かれ、友田さんが席を移って原稿依頼の経緯などを語ってくれた。伊藤さんによる「鶴丸さんの分身」という掌編は本当に最高なので、そのことを伝えられて良かった。その後も何度か席を移り変わって、様々な寄稿者や校正者の方々と文芸や雑多な話をできて、とても楽しい一夜を過ごせた。帰りは方向が同じだった友田さんと電車でお話できて、改めてお声掛け頂いたことを感謝するしかない日だった。

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