20231204

 『パリピ孔明』最終回を観た。今期のドラマでは、かなり良くできていたと思う。ひとえに音楽へとフォーカスした、全体としてのまとまりがあったからだろう。それも主人公を演じた上白石萌歌の歌唱と、番組に提供されたアーティストたちの楽曲があってこそのものだった。最終回では前回の最後に歌われたアコースティックな原曲がバンド仕様にアレンジされ、LITTLE (KICK THE CAN CREW) によるラップもフューチャーされた楽曲になっていて、こちらもかなり完成度が高かった。終わり方も感動のカタルシスに陥らずにユーモアを忘れなかったところが好印象だった。
 「NIIKEI文学賞」のライトノベル部門とエッセイ部門の受賞作が発表された。ライトノベル部門で吉田棒一氏が大賞、エッセイ部門でも佳作を獲っていた。吉田氏はTwitterで「ファロス出版」という一人出版で自作の本を販売されていたのを知って、何年か前からフォローしていた。二年前にイグBFCで優勝して、その後にマルカフェでお会いした。界隈ではその才能をすでに高く評価されていたが、ついに新聞社が主催する文学賞で大賞を獲ったということは感慨深いものがあった。わたしもエッセイ部門に応募していたが、読み返すと駄目な点が散見された。エッセイを読んでこなかったので、書き方を全く理解していなかったと反省している。せっかくなので、少し書き直してみようと思う。


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