20240611

 マッティ・ゲショネック監督の独映画『ヒトラーのための虐殺会議』を観た。ユダヤ人のホロコーストの方法や算段を決定した会議を始まりから終わりまで描く。ハインリヒ、ミューラー、親衛隊が主導する中で内務省のシュトゥッカートら役人はその流れに不満を示す。数字でゴミのように扱われるユダヤ人の処遇がこの会議室で決定したのかと思うと、得も知れぬ感情を覚える。そして今ガザで起こっていることを考えると、被害者であったはずのユダヤ人が同じことを行っているという事実に愕然とする。

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