20230326

 ベトナムの元技術実習生が死産した赤ちゃんを押し入れに入れていたとして、「死体遺棄」の容疑で逮捕されていた事件で福岡高裁の判決を覆し、最高裁は一転「無罪」の判決を下した。先日の袴田事件の判決といい、司法の場だけがひとり息を吐いているような状況だ。このことは頼もしいと同時に行政、立法の三権分立でバランスをとる現在の議会制民主主義にとっては大きな危機感を抱かざるを得ない状態である。中でも、警察、検察の横暴が目立っている。国家権力を傘にした職権乱用としか言えないような状態が特に安倍第二次長期政権で目立った。そうした中で憲法改正の動きも本格的になっていることは、今後の立憲君主制の体型を持つこの国において、戦前の歴史を鑑みても警戒していくべき流れだろう。この日は雨の一日で夜には小康状態になったが、気温も低めだった。本格的な春の訪れを感じるのはまだ先になりそうだ。

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