映画 『活きる』
中国がよく作ったもんだ映画
1940年代から1970年代の中国人影絵師の生き様を描く映画。社会や革命に翻弄され、愛する者を失いながらも活きつづける男。
中国共産党の正史から見えてこない「市民の歴史」を見せてくれる映画。主人公にふりかかる理不尽な出来事に心痛むが、翻弄される事を受け入れ生きる強さに感動する。
この映画を見てると、中国の近代史を生き延びた者たちが創ろうとする現代も見えてくるようだ。「政策に制圧された民族は、政策によって他国を制圧しようとする」…こんな予感しかない。