映画 『アイアンスカイ』
『ムー』の夢、みんなの夢
第二次世界大戦で敗れたナチス・ドイツは、密かに月に基地をつくり逆襲のチャンスを窺っていた。
「ナチスのUFO伝説」は、さまざまなオカルト趣味人に取り上げられて、それをニヤニヤ見るのが好事家の嗜みのひとつであった。でもフィンランド人は、念願の映像化をやってのけた。それだけでも泣いていい。
出てくるキャストも本家『ヒトラー』映画に出てくる人も多く、安定の「ナチ感」を構築してくれるが、ウド・キアの月面総統は理想のズッコケ具合で、たぶん反ナチ系の人たちも許してくれるのでは?
でも本作を観てから心配もある…ひょっとしたら世界を油断させるための陰謀かもしれない。月からタイトスカートの美女とウド・キアが降りてくる未来が無いとは言えない。
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