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誰に活かしてもらうのか

久しぶりに元相棒に連絡した。
相棒から元相棒に変わる時「なにか悩むことがあればいつでも連絡しろよな!」と言われていたけど、自分から辞めるし頼らないぞ!とう気持ちから連絡するということを考えていなかった。
いろんな意味で、後ろめたさと申し訳なさがあったなと思う。

相棒と言ってくれていたけど、仕事上は仕事を委託してくれている会社の社長さん。社長だけど、自分もゴリゴリにプレイヤーとして活躍している人で、その人のやりたいことをいろんな面でサポートするのが仕事でした。

やりたいことは見つけようと思っても見つからない

「自分としてやりたいことがないんでしょ?」と、面談の時にいわれて、勘が鋭いというか、なんというか、痛いところついてくるなぁと、今でも鮮明に覚えているくらい、その時間が苦痛だったんですが。笑
今となってはその時間が自分としても大事だったと、思えるくらいには成長しました。

長らく悩んでいたことを、スパスパッと当てられるのが本当に嫌だったけど、否が応でも考えないといけないタイミングだったのかもしれない。

君はたぶん自分だけのやりたいことは見つからないよって、その時にいわれた一言が、今も自分のすべてを表している気がする。

得意と苦手と好きと無理

得意なこと、苦手なこと、好きなことと無理なことがはっきりしている相棒は、自分にどのパーツが足りないのかを良く理解している人で、その足りないパーツを埋められる人を探すのも飛び抜けて上手だったと思う。

苦手なこと、無理なことを言える潔さと、人に頼れる素直さが羨ましく、この人には敵わないなぁと常々感じていました。
出てくるアイデアも突拍子のないことばかり。無理そうと思うことも、周りを固めているプロフェッショナルたちがカタチにしてしまう。そんな奇跡みたいな異次元の世界をたくさんみさせてもらっていました。

目の前に出されているコトが苦手なのか、得意なのかをはっきりと決められる、理解している人は物事を進めるスピードが速くて、着いていけねぇ!と思うこともたくさんあったなぁ。

相棒にも、メンバーにも
周りからみた得意そうなことと、自分が思う好きなことは違う
と、よく言われていました
それがチグハグにならないように、ちゃんと自分の中で線引きはしておいたほうがいいんだよ
と、あの時言われていた言葉の中には、曖昧なまま進んでしまう私の先が心配だったんだろうな。笑

誰を活かして、誰に活かされたいか

なんとなく行き詰まっているような気がして、そんなことを相棒に話していたら、誰に活かされたいかを考えるといいかもねと言われたんですよね。

誰に活かしてもらいたいかなんて、考えたことなかったな。
指示を出している相棒は誰を活かすかをずっと考えていそうだったけど、「どちらかというと自分を活かしてくれる人は誰かを探してた」という、新しい発見もあった。

活かしてもらうって、相手にそこそこ信頼がないと難しそう。
なんというか、自分ではわからない、気づいていないところを伸ばしてもらうみたいなイメージがあって。
料理でいうと、素材本来の良さを引き出すみたいな。
後々、この人に活かされてたなと思うことはあるけど、誰に活かしてもらうかなんてわからないな~。

誰を活かして、誰に活かされたいか を考えられるといいねと、電話を切られました。
悩みは深くなる一方だけど、そういうことを考える時期なんでしょうか。

明確なやりたいことがあるわけではない自分が、心地よく生きるためには、誰に活かされたいかを考えると、誰を活かせるのかが見つかるのかな。

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