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歩道橋を渡るのが夢だった頃🚶‍♂️

生まれ故郷の近辺で道路をまたぐ歩道橋(横断歩道橋)が出現したのはいつだったのか、どこだったのか、記憶がありません。また、調べてみてもはっきりとしたことがわかりにくいですね(ウィキさんの記述は、かなり親切です)。論文を探してみますと、歴史よりも維持整備や安全確保に関するものが目立ちました。

それでも、前の東京オリンピック以降に、横断歩道橋がひとつ またひとつ と増えていったようなことがうかがえます。

昭和40年代、歩道橋、陸橋、という言葉を耳にしたり、写真を見たり(新聞に載ってたのかな?)、実物があるあたりを通ったり、して、「横断歩道橋を渡りたい」という夢を抱いたものでした。

夢の歩道橋!

今では珍しい設備ではなく、撤去されている例も、の歩道橋、昭和40年代当時、子供(自分だけかな?)はなぜ憧れたのでしょうか?

まず、広い道路幅の上をあんな大きな橋がまたいでいる様子の不思議です。遠くから眺めたり、下をくぐったり、いろんな角度から見るたびに、歩道橋は表情を変えていました。

そして、屋外で、普通の生活の中で(ではあでもなく、大きな公園でもなく)長い階段を登り降りできる魅力です。遊びの特別感が日常に近づいてきている感!


次に、道路の上の橋からの眺め、初めての景色。

子供の背丈で、目線で、町の大きさ、道路の広さ、とてつもなく長く感じられた歩く距離、を感じていたところに、歩道橋の上からの眺めは一瞬で遠くまでつながったように感じられ、いつ見ても飽きませんでした。

片側二車線とかの広い道路幅での信号待たずのショートカットも格別でした。

歩道橋が町に増えていくにつれ、歩道橋を渡る夢は現実になっていき、わざわざ通ったり、の楽しみが増えていきました。それがどこの歩道橋だったのか、よく覚えてないのが残念。。。子供の頃に通ったあたりを歩いてみて歩道橋探しをやってみたいですね。

そんな歩道橋、今では、月に二三回通る程度かな? 維持整備の作業、大変なんだなとうかがえる損耗具合、歩いてみるとわかります。それでも頑丈な骨格に安心を感じます。

手入れが大変だと思いますが、身近な立地の横断歩道橋、残っていってほしいな、と思います。