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息子と心地よいカフェの時間

長男を見ていると、自分にそっくりだなぁと思うことがある。

ハマったら、四六時中そのことばかり。
戦国武将、幕末、城にはまりまくりの長男は、1日何時間も歴史本を読んでいて、口が開いたら、「井伊直政はね…」、「姉川の戦いはね…」などと、
本で得た知識を私にへばりついて話している。

私が小学校の頃どハマりしていたのは、漫画だったけど、1日の大半が好きなことで頭も心も占めていた記憶が。そして母に漫画の話ばっかりしていたなぁ。

そんな長男と、時々二人でカフェに行く。

二人でカフェに行って何をするのかというと、ひたすら本を黙々と読む。
ただそれだけ。

私はコーヒー、長男はジュースを飲みながら。

その時間がなんだか心地がいい。

美味しい飲み物を飲みながら、本をゆっくり読めるなんて幸せ。
日中、家だと「あれしなくちゃ、これも」なんて、色々目についてしまって、なかなか集中して本が読めなかったり。

長男との時間を他のことに使った方がいいのでは?
という気もしなくはないけれど、
美味しいジュースを飲みながら、楽しそうに本を読んでいるので、
長男も、きっと同じように思ってくれているはず。

もちろん、カフェにいる間、ただ黙々と本を読んでいる訳ではない。
聞いてほしい時があったら、「あのね…」と話しかける。
そして、また本の世界に没頭する。

どうして長男とカフェに行って本を読むようになったかというと、

以前朝パリのカフェに行った時に、フランス人の父親と息子が二人で本を黙々と読んでいるのを見て、いいなぁと思ったからだ。

もちろん本は家で読めるけど、あえてカフェのゆったりとした空気感の中で読書するというのが、素敵だった。

なんだかこの親子の心のゆとりを垣間見たような気がした。

家だとついつい家事や育児に追われがちで、ゆとりからはまだまだ程遠い毎日。
だから、私もあえて、カフェで子どもたちと、そんなゆとりのある時間を持ちたいなぁと思った。

本好きの長男と私との時間。
似ているからこそ、お互い自分の世界に入り込んでいる時間が心地良い。

そして次男ともいつかそんな二人の時間が持てるようになりたいと思うのでした。




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