あまりに暇なので自宅の音漏れ調査をした件

自宅でトロンボーンを練習することが多いが、ずーっと闇雲に音漏れを気にしており、ミュートを買ったり売ったり試したり、オープンで吹いても気を使って吹いて変な癖がついたり、何やってんだろう、という悩みも多い。

この2021年のゴールデンウィークは本当に予定が無く(リハ1個とレッスン1回のみ)、ふと思い立って「どれぐらい外に音が漏れてるか」を調べてみることにした。音漏れの具合を把握して的確な対策をすることで、1階のおっちゃんに笑顔で「今日も吹いとったなー!」と言われて「へへへ」なんて言いながら苦笑いすることも無くしたい。

さてまずは我が家の状況。鉄筋コンクリートのマンションで3階建て、築40年超。「北から見た図」の通り、3階の角部屋に住んでいる。間取りは「上から見た図」の通りで、主に練習する部屋は「自室」だ。隣家との間に部屋が一つあることと、最近の建物では無いので壁がそれなりに厚いと推測されるため、立地としては悪く無いと思われる(ちなみに2Fの真下の部屋は無人なのもラッキー)。

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音の調べ方は超簡単。以下の4工程を地道にひたすら繰り返した。
・マンション内の調べたい場所にiPhoneを設置
・レコーダーアプリの録音をオンにして小走りで帰宅
・アーバン25番を黄色の自室でフォルテで演奏
・小走りで設置場所へ行き、iPhoneを回収

①3F自室
当然、音はでかい。アーバンの出来栄えについては触れないことをお願いしたい。

②3F自室の窓のカーテンの裏
角部屋なので東側の壁に窓がある。とても見晴らしが良く陽もよく入るので建物としては素晴らしいが、ここが一番音漏れのネックと思われる。まずはカーテンの裏で確認。布一枚、という感じで大して音の減少は感じられない。

③3F子供部屋
隣家に最も近い場所。ここの音量が一番気になるが、扉2枚を経ていることもあり、それなりに小さくなっていた。このあとコンクリの壁が待っていることを考えると、隣室へはだいぶ小さくなっていると思われる。

④3F自室ベランダ
扉2枚とガラス扉1枚を経ているので、風のノイズが勝って、ほぼ演奏の音は聴こえない。おそらくお隣さんが窓を開けていても、微かに聞こえる程度だろう。

⑤3F玄関外(廊下)
扉2枚のみで距離も近いためか、まあまあ聞こえる。風のノイズよりも大きい。廊下で歩いていたら普通に聞こえるだろう。むー。

⑥2F階段踊り場
上記⑤から西の端へ移動し、1フロア降りた踊り場。もうほぼ聞こえない。カラスの声の方がよっぽどでかい。

⑦1F南側ベランダ下
上記④の真下。もはや吹いていることを知らないと聞こえないレベル。今思い出したが、1階のおっちゃんが吹いていたと言っていた時、確か自室の窓を閉め忘れていたのだ。そりゃハッキリ聞こえるはずだ。それ以来、必ず閉めるようにしているが、一度も言われたことは無い。

⑧1F東側自室窓下
さて問題の上記②の自室窓の真下。ここの録音を聴いて驚いた。耳コピできるレベルで聞こえている。もちろん騒音という大きさでは無いし電車が通ればかき消されるが、楽器の音だとハッキリわかるレベル。

●まとめ
今回やってわかった。窓ガラスの音漏れはひどい(当たり前)。防音処理は壁や天井を、と考えていたが、いやいや、窓だ。窓に何かを施さなくてはならない。ターゲットが絞れて良かった。
そして、音漏れよりもさらに深刻な問題は、1F〜3Fの階段の上り下りを繰り返したことで息切れしたこと。心肺機能の脆弱さが浮き彫りとなった。マーチングの子達って、本当にすごい…。

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