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牛肉麺絵日記 39/100杯目 老黄 (台湾・新北)5/9/2013

スケッチー41

牛肉麺屋さん巡り39日目。2013年5月9日 夕方5時。(台湾・新北)
夕方、地元友人が勧めてくれたお店にお向かい、新北市新北市永和区の頂溪へ向かって家を出た。

福和橋を渡って台北市から新北市に入ると、もうすっかり聞き慣れた電子音の音楽を耳にした。夕方 新台北の住宅街を歩いていると、いつもこの時間帯にバダジェフスカの乙女の祈りを電子音で流すゴミ収集車を目にします。台湾のゴミ収集車はよほど大きな資源ごみが置かれている場合を除き、収集時にゴミ集積場所でいちいち停車しません。収集車が回ってくる時間に合わせてしっかりと分別されたゴミの袋を持って車道脇で待ち、回ってきたゆっくり走る収集車に小走りで走りながら自分でゴミを投げ込む・・ワイルドなスタイルのゴミ収集です。難しそうなのが生ゴミ。”養豚餌用”と”堆肥用”の色違いのゴミ箱が二つ収集車後部に設置されていて、あらかじめ分別しておいた生ゴミを、サポートしてくれる職員さんの助けを借り、袋から出して走りながら捨てる。袋はプレス板が動き続ける一般ゴミの部分に投げ込む。使用できる袋は3色色違い。指定された袋を購入して使用するそうです。袋が勿体無いので多くの人は小バケツを使用されています。最初にこのゴミ収集を見た時は色々な疑問が湧いてきた・・体力のない人やその時間忙しい人はどうするのだろうか・・でも毎日この光景を見ているとこれが普通に思えてくる。台湾の人のゴミ分別収集は、凄く環境に優しく・早い。

MRT地下鉄頂溪站に周辺に近づくにつれて飲食店などのお店が増えてくる。頂溪站の周辺は小さい間口の店舗が多く、スクターの修理店や鍵屋さんなど生活必需品を扱うお店が並ぶ。大きなお店はファーストフード店、岩盤浴spa、日本のドンキーホーテの様な雑貨店光南くらい。買う気もないのに光南で道草しながら目的地・老黄源汁牛肉麺に到着。

老黄源汁牛肉麺は永和街・信義路にある地元の人に大変人気のお店。店の外には沢山の人が並んでいたので すぐにその列に加わった。今日はそれほど暑くなく 小涼しいので気持ちよく順番を待った。お店は変わった作りで厨房は道路を背にして外に設置されている。女性二人と男性二人がテキパキと調理をこなしている。並びながらメニューを見ると牛肉家常麺とある。家常とは日常と言う意味の様。いつも馴染みの牛肉麺と言う意味合いだろうか。麺は太麺か細麺をチョイスできる。厨房と言うか歩道には、大きなザルに入った大量の白菜が設置されている。感じの良いお姉さんに牛肉麺を細麺で注文してしばらく待った。

スープはスッキリクリアーで軽い。旨みはしっかり。良く味のしみた牛すじは心地よい噛みごたえ。麺は柔らかめだが喉越し良く食べ進む。トッピングの酸菜は珍しく少し甘い味付け。

活気があってとても良いお店。近所に住んでいたらたまに買いに行くだろうなと思いながら店を出た。

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