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牛肉麺絵日記 牛肉麺20/100杯目 東寶小咆店(台湾・台北)4/20/2013

スケッチー20

牛肉麺屋さん巡り20日目。2013年4月20日 夕方6時。(台湾・台北)

今日昼過ぎに、台湾芸術村でオーストラリア人のアーティストとお喋りしていると、注目されている地元アーティストのショーのオープニングがあるから行かないかと誘われた。

夕方二人で台湾芸術村をでる。

最寄り駅はMRT地下鉄中山國小站。地図を見せてもらうと駅を出てから真っ直ぐ2−3分。友人は一度行ったことがあるらしい。迷わずに行けそうだ。駅の外を見ると想像していたよりごちゃごちゃとしていて、不安げに駅の改札を出る友人について行きながら・今日も迷うな・と思った。思った通りグルグル半時間ほど歩き回って目的地 VT Artsalon非常廟藝文空間につく。しかし、なぜ皆台湾では道に迷うのだろうか。オーストラリアの友人は漢字は読めないが、多くの看板には英語表記が併記されているので、言葉の問題ではない。私は韓国やスリランカなど文字表記が読めない国に行ってもこの町ほど道に迷う事は無かった。どうも言葉の問題だけではなさそうだ。

VT Artsalonでは地元の若いアーティストがFRPを使った巨大な作品を沢山展示していて圧倒される。しかし、いつも気になるのがギャラリーのオープニングに行くとメインのアーティストそっちのけでお酒を飲みながら話し込むアート関係者が多く、ちゃんと作品を見てあげたのだろうかと少し不信感を感じる事が有る。今日もたくさんの人が談笑に耽っている。数人のアーティストと話をして、しっかり作品を見てからギャラリーを後にした。

外に出るとすっかり陽は落ちていた。今日の牛肉麺屋さんを探しに歩き始める。ギャラリーの隣の筋に小咆店の看板が見えたので中を覗くと女将さんが牛肉麺を作っていた。東寶小咆店。今日はこのお店でいただくいことにする。

小吃店はご飯ものや麺類などの一品料理を提供するお店で、日本でいうと・めし・しるの看板を出すお店に近い食堂。店内に入るとお客さんが、ご飯に酸菜の炒め物・青菜と卵のスープ・厚揚げの炒め物をてべていた。あさりのスープも美味しそうだが牛肉麺を注文した。とにかく感じの良い女将さんのお店。明るい笑顔で迎えてくれて居心地がすごく良い。ビールを取りに行こうと席を立ち、勝手口を覗くと店横の路地にも厨房が誂えてあった。無駄がない厨房設計だ。うろうろしていたら女将さんがニコニコしてビールとコップとを持ってきてくれた。

麺はすごく暖かく優しい味がした。ゴロゴロと大きく切られた牛肉は、薄甘くとても柔らかい。一緒に添えられた空芯菜はシャシャキシャキだった。

ゆっくりと食事を済ませ、女将さんに会釈して、清々しい気分でお店を出た。

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