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記事一覧

20220221 / knagportfolio

使用技術Nuxt3 Typescript Firebase(Hosting, CloudFunctions) ポートフォリオとしての役割とSNSの役割を兼ねるため,各記事にはnoteを利用している.セクションはそれぞれnoteのマガジンに対応しており,リアルタイムにnoteのRSSから情報を取得している. noteのRSSはCORS対応されていないため,仲介サーバとして,FirebaseのCloudFunctionsを利用している. 参考

20220111 / SwringRobotArm

スワリングとは,ワイングラスを回し,液体を空気と触れ合わせること.香りを引き出し,味わいを引き立たせる効果があるとか.グラスの中の氷が音を鳴らして,液体ともに揺らぎ,光と作用する. ある機械にとっての,固有の時間. 2022

20220212 / 忘却した畏怖

自分をどう世界に開くかという不安.それはつまり,自分が何者かがわからないという問題に直面することで生じる不安でもある.他者との関係,あるいは間係の中にいる自分を俯瞰して,苦しみ,傷つき,それでもそれが現実であり,自分であり,人間であると開き直る自分に拒絶され,拒絶し,私は何かによって私を規定されることを拒絶する.私は私の私であり,誰かの私ではないし,何かの私ではない.私は私によって私を規定することを取り戻す.鏡の中の自分にお前は誰だと問えば,その中の私は答える.『私はわたし.

20220212 / CLife.

この記事は筑波大学の「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成」を目的とした科目である『enPiT』において一年間経験したアジャイル開発についてのものです. 反省の機とすると共に.得られた知見を今後チームで開発をすることになる誰かしらと共有すると共に.さらには,一年間仲間達と共に培った色とりどりの経験を,一年間開発をやりきった記念碑として供養することを目的として,ここに記します. CLifeのビジョンチームのことや,開発それ自体に関する悲喜こもごもについて話す前に,ま

20211223 / 満たされた色,光.

僕らは光と色に満たされた水槽で生きている. 月明かりの長夜に外に赴き,ふと窓からこぼれる自室の明かりに目をやれば,そこにいたときには見えていなかった,ぼんやりと赤みがかった白熱電球の光と色で満たされていたことに気づく.ともすれば,僕らにとっての現実は,僕らには見えない光と色で満たされた部屋であって,いつになろうと僕らはそれに気づかないでいるのかもしれない. 自分達のいる空間を満たす光の色は、脳が補正し、認識しているものである。そこに確かにある光を取り出し、露わにすることで

20210810 / 静謐に咲いた子を食べる

浮遊するアイデンティティ,肩書や病名に縋り付く緊急時代,意味の見いだせない自室の最果てに朽ちる死にたがりの花々を,それでも生きるために食べようと.駱駝を担い,獅子を超えて,幼子のように,淡々と. そんな身体の無意識に促されるままに,何かを成し遂げようとする能動性こそ,意味を持たない空間に意味を付与し、対象と存在者の関係を超えて、自分を自分たらしめる. 筑波大学制作展「緊急時代宣言」メディアアート2021 出展作品 企画・制作 Koki Nagakura 食用花 提供