滝になりたい。

「将来は何になりたいか」
幼いころ、誰でも一度は投げかけられた質問ではないか。

今の子供たちは現実的だ。YouTuberとか公務員とか。それを夢のない話だとあざ笑う大人もいるが、宇宙飛行士とかお嫁さんだと答えていた時代からよりリアルな時代になったのだろう。あざ笑う大人たちは幼い頃なんと答えたどのだろうか。
そして、今はなんと答えるのだろうか。

ワタシの答えは、滝になりたいだ。
20歳を超えた辺りから思いだしたのだが、こんなこと本気で言ってるのか?と鼻で笑われることがほとんである。
しかし、ワタシはいたって真面目だ。
何度でも言おう、滝になりたい。

そんな滝との出会いはいつだったのか、、、思い出せない。
そしてよくどこの滝がおススメを聞かれるのだが、見に行った滝の名前をよく覚えていない。

え?それで、滝になりたいってますます意味が分からないと思ったそこのあなた、今からが本題である。もう少し読み進めていただきたい。

そもそもワタシが滝が好きな理由は、〇〇滝が好きというより滝そのものの存在が好きという感覚である。

これを言うとだいたいの人が?顔になるか、
ヤバいやつだと察してこの話をサラッと終わらせるのだが、ここはワタシのnote。
語り続ける。
もう少しお付き合い頂きたい。

滝にもいろいろあって、観光名所の滝、辿り着くまでに数時間かかる滝、人知れず流れる名もない滝など、滝といっても在り方も様々なのである。

そんな様々ある滝に共通するのは、悠々とそこで流れているということ。「この爆流見てください!」という主張もなければ、「こんなチョロチョロした流れ方でごめんなさい」という謙遜もない。
ただ毎日流れているだけなのだ。

それを見た人が心動かされ感動したり、マイナスイオン感じる〜と癒されているのである。
何度も言うがただ流れているだけである。

ただ流れて落ちてを繰り返す。その中にワタシを惹きつける魅力があり、ワタシもただただそこにあるだけで人になにかを与えられる存在になれるのであろうか、と考えさせられるのだ。

滝になりたい理由は、そこにある。

以上がワタシが滝になりたい理由だ。
滝を語り出すと少々めんどくさいヤツになるのは自覚しているのでこんな話はなかなかしない。
だが、秘めた願いとして、滝が流れを止めないのと同じようにワタシも滝になりたいことを諦めないでいる。

最後に、ワタシは一度東北で滝を見る為に山奥に入り過ぎてクマと遭遇したことがある。滝になるのも命懸けだ!

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