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働きアリの末路は?

はたらくを考えた時に、パッと思いついたのは「働きアリの法則」。この法則は、働きアリの内「2割はよく働き、6割は普通に働き、2割は怠ける」という集団で行動を起こすときにほぼ必ず起きる現象のことである。

この法則の面白いところは、2割のよく働くアリたちばかり集めると働かなくなるメンバーが出てきて、反対に2割の働かないアリたちを集めると、働かないアリたちからよく働くアリが出てくるというところだ。働き方が意思や性格ではなく環境に左右されるということが言えるということ。

では、私自身の働き方はというと…

3つ全てに当てはまっているではないか!主観でしかないがよく働くことも、普通に働くことも、怠けることもあるのだ。まあ、当たり前と言えば当たり前なことなのかもしれないが365日同じテンション、熱量で働ける人は中々いないのではないかと思う。

この法則は、集団における現象を表しているが、私自身がまさに2:6:2の割合いで働いていると感じる。そもそも誰が何の基準でこの割合を導き出したのか。法則と言われるのだからきっと研究した人がいたのだろうが、私の怠けアリが発動して調べる意欲までは湧かない。


さて、話が主軸から離れそうなので、ここからは少し私が働く理由について話して終わる。働く理由は細かく考えればいろいろあるが1つだけ出してと言われたら、

「自分を取り戻し、新たな自分を知る作業」ということ。

私は何度か転職している。今の職場が4つ目でこの6月に新たに転職する予定だ。これまで地元の四国から東北、沖縄など興味関心の赴くままに転職を繰り返してきた。ここだけ聞くとなんて自由なんだと思われる(言われる)。その通り自由にやってきたし、あなたも自由にやればとにっこり言い返す。そして、それなりの孤独も味わってきたと少しカッコつける(ドヤ顔)。

そうやって転職を繰り返す中で、「自分を取り戻している」「新しい自分を発見した」と感じるのだ。
というのも私は、幼いころから自分に自信が持てなかった。勉強も運動も中の下くらいで特にこれといって熱中できるモノもなかった。

そんな風にして大人になり働くことになったのだが、そこで自分という人間を初めて丁寧に観ることになった。なんてずる賢く、チャーミングでどこか抜けている人間なのか。そして根は真面目で優しい人間なんだろうと。(自分診断間違ってないかな?)

働きながら沢山の気づきがあった。その作業が何かを取り戻している感覚で自分に自信が持てるようにもなった、そうすると周りから認められるようにもなり少し自分のことも好きになった。

転職も自分の意思で選択している。新しい何かに挑戦している時やゼロから何かを築く時に働く楽しさが込み上げ、自分をアップデートするプロセスに没頭してしまうのだ。

始まりがあれば終わりがあるので働きアリたちにも最後が訪れる。私には働きアリの末路は分からない。

この法則で言えばよく働くことも怠けることも環境に左右されることになるのだが、じゃあ、その環境を選択することは私にもできるはずだ。これからも「自分を取り戻しながら、新たな自分を発見する」選択を続けていきたい。その先に私がはたらくの答えがあるように思うから。

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