私には、私がついている。

もういいかも、
もう、楽しくないかも、
もう、がんばりたいと思えないかも
と思う日がある自分に、私は失望しかけている。

あれほど真っ直ぐにやりたいことを追いかけていた頃の自分がもはや眩しい。
あれほどの情熱をかけて追いかけたもののはずなのに、
どうしてこうもあっさりと、
いや、正確にはあっさりではないのだけど、
こうも簡単に、
いや、全く簡単ではないのだけど、
こんなに大事なものを手放したくなってしまうのだろうか。

それを手放すと言うことは、
これまで注いできた情熱も時間も努力も、私の中から取り出して鍵をかけてしまうようなものだ。
これまで私を突き動かしてきた全てと距離を置くということであり、
私の自分への期待と、自分を応援してくれた誰かからの期待を私の中から追い出すようなものだと、今の私は思っている。

だから、辛いのだ。
これまで一途に追いかけてきてやっと届いたものを重荷に感じ始めた自分を認めて、
認めてしまったら、これまでそれに対する情熱と興味に突き動かされてきた私には一体何が残るというのか。

そんなことを考えながら、自分に日々失望しながら、ただ1人で淡々と耐えることが、辛いのだ。

だから私は、書こうと思う。

私には、私がついている。
ただ1人で、じゃない。
私がここにいるじゃないか。

そう思えるように、私は、私のために書こうと思う。



2021/9/19

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