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M-1グランプリ2019

面白かったですね。
2010年からの中断期間の後、(思い出補正込みですが)やや盛り上がりに欠ける気がしていたのですが、今回は本当に面白かった。

個人的にはインディアンスを推していたので残念でしたが、やいのやいのしててとてもよかったです。

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※最初に断っておきたいのですが、全員めちゃくちゃ面白いと思った上で、あれこれ言いたいことを言います。


なんとなくですけど、漫才・コント問わず、芸人は大きく次の3つに分かれると思っていて。

①ネタが面白い
②人が面白い
③人もネタも面白い

過去のM-1芸人で言うと、
①はノンスタイル,パンクブーブー,銀シャリ
②はオードリー,千鳥,南海キャンディーズ
③はチュートリアル,サンドウィッチマン,中川家

コントだと①が東京03,②はバイきんぐ,③がバナナマンあたりでしょうか。


一般視聴者が審査する大会なら②で優勝することがある気もしますが(いろんな人にとても失礼な表現ですが)、
M-1は間違いなく①の要素が必要になります。

でも①だけだと今回の大会のようにハイレベルな中で優勝するのは難しくて、そこからさらに抜け出すためには両方の力が必要だし、
“M-1チャンピオン”の称号を手にする芸人にはそうであって欲しいというのが、審査員がしきりに口にする「もう少し人柄が出せればもっとよくなる」なのではないかと思っています。
(一方で、スリムクラブのようなコンビが出てくるとそれはそれで困ってしまうのだとも思います)

何をゴールとするのかは芸人の自由ですが、その後のバラエティ進出まで考えるのであれば②の要素は必須な気がします。
ゆえに、バラエティでよく見るのは③と②だとも思っていて。

今年の王者となったミルクボーイですが、内海があのトーンのままハマるかどうか、がポイントになるのではないかと思います。頑張ってほしい。
※もちろんバラエティが全てではないので、“ネタがめちゃくちゃ面白いコンビ”として活躍していくのもいいと思います。そのポテンシャルは十分あることが証明されたわけですし。

それにしても、2つ同じ型のネタでも飽きさせない、圧巻の強さでしたね。
「生産者の顔がまったく見えない」
「誰もモナカの口になってない」
とか言葉のチョイスもすごいし。腹抱えて笑った。

一方で、UFJ・トトロと形を変えても強かったかまいたちは恐ろしいコンビです。(昨年のポイントカードも面白かったですね)(ドラ叩くネタやめたのほんとよかった)


復活してからのM-1は、面白いけど絶対にリアルタイムで観たい!というほどではなくなってしまったかな?と思っていたのですが、
今大会を観てしまうと来年も楽しみになってしまいますね。

それと同時に、やっぱり1回くらい出てみたくなってしまいます。

誰か一緒に出てくれないかな。ダメかな。

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