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【観光→ワーホリ】フラッグポールした!@バンクーバ

※専門家ではないので、あくまでも体験記としてご参考ください

フラッグポールに至った背景

ワーキングホリデーで渡航予定でビザの申請を進めていましたが、渡航日になってもPOEが届かず、渡航をキャンセルすることも考えました。ですが、すでに予約済みの航空券やステイ先の費用を考えると、キャンセルするわけにもいかず、リスクも承知でまずは観光ビザ(eTAの取得必須)で入国することにしました。
タイミングが悪く入国した翌日にPOEが届き、観光ビザからワーキングホリデービザへ切り替えました。
後から知ったのですが、観光→ワーホリの変更は比較的容易なのに対し、学生ビザへの切り替えは複雑とのことです。常に最新の情報を探して判断されるといいと思います。

フラッグポールの体験談

フラッグポールの方法に関しては詳しく説明されてる記事がたくさんありますので、ここでは体験談に留め、専門家ではない私からの説明は省かせていただきます。

用意したもの

・銀行の残高証明と保険に入っている証明になる書類が必要とのことで用意していました。(見せる機会はありませんでしたが、ワーホリビザのルールとして定められている書類はpdfでも持っていくべきかと思います。)
・POEの書類は近所のSTAPLESで印刷しました。図書館でも印刷可能なはずです。
・ESTA(アメリカ入国用)は取得済みでした。

いざ国境へ

⚫︎アメリカ側
まずはアメリカ側の国境に行き、フラッグポールに来たことを伝えます。
荷物検査などもあるのかと思い、なんとなく液体物は置いていったのですがありませんでした。
偶然同じくフラッグポールをしに来た方が他にも2名おり、一緒に通されました。ここで手数料として6アメリカドル支払います。クレジットカードも使えました。私以外にも日本人の方でフラッグポールに来ていた方がいたのですが、ここでアメリカのスタッフの方がパスポートを渡し間違えそうになっていました。ですので、書類の名前などが正しいかはしっかり確認した方がよいです。
ESTAの仕組みが分らないのですが、私はパスポート見せただけで大丈夫だったのに、もう1人の方はESTAはあるのかと聞かれていました。パスポートに紐づいているのだと思うのですが、番号をすぐ提出できるようにしておくと安心です。

⚫︎カナダ側
次にカナダ側に戻ります。アメリカで渡された書類とパスポートを見せます。ここで「あなたはワークパーミットをもっていますか?」と聞かれ、思わず「はい」と言ってしまいましたが、まだこの時点ではビジターのステータスなので「いいえ」と答えなければいけません。
もう一つ「チャイルドケアやヘルスサービスの仕事に就く予定はあるか?」と質問されました。発行されたビザにもそのような職種に携わらないことと記されていました。それ以外は特に質問はされませんでした。ですが、これは担当されるスタッフの方次第ではあると思います。

これからフラッグポールされる方へ

暖かい服装で行きましょう

バス待ちの時間が非常に長いです。ブリッジポートから出ているバスは30分に1本程度しかないので、事前に時刻も調べておくと良いと思います。ブリッジポートは始発のバス停ですが、日本のように早めに乗って待ってるみたいなことはできず、ギリギリまで乗れません。

お手洗いは済ませてから行きましょう

ダウンタウンから行くと片道1.5時間ほど、往復3時間ほどかかりますが途中にお手洗いはありません。国境の建物にも公共のお手洗いはないと思います。私は途中のアウトレットモール(Tsawwassen Mills)に寄ってお手洗い休憩をしました。
余談ですが、このアウトレットモールは人が少なく、ゆっくり買い物もできるのでリッチモンドのアウトレットモールより好きです。Kate Spadeのアクセサリーが激安なので要チェックです。

英語力ゼロだと厳しいかも

アメリカ側、カナダ側のスタッフ両方とも、国境を守るお仕事をされているので、フレンドリーな感じではないです。国境なので付き添いの方を連れてくることもできないと思いますので、全く英語ができない方には厳しいかもしれません。ただ、強いアクセントがある地域ではないので、英語の中では比較的聞き取りやすいはずです。心配な方は以下の内容をAIなどで英訳したものを携えていくと良いと思います。この文章を唱え続ければ理解いただけるはずです…

  • フラッグポールをしに来た。

  • 私はビジターでカナダにいるが、カナダの1年間ワーキングホリデーのビザに変えたい。

  • チャイルドケアやヘルスサービスの職業には就かない。

雑感

ビザをエージェントに頼めば良かった

私はエージェントを利用しないでビザを自己手配したため期間の見積もりが甘く、POEが出る前に出国しなければならなくなってしまいました。自己手配される場合は少なくとも3ヶ月、年始に手配される場合は丸4ヶ月は見といた方がいいです。
私は1月の中旬に申請開始、2月の中旬までバイオメトリクスの予約が取れず、その後4月の中旬までPOEが届きませんでした。混雑の影響なのか、カナダに滞在歴があったため審査に時間がかかったのかは分かりません。

また、このnoteを書いた理由でもあるのですが、ビザが取得できるまでの間、非常に不安な時間を過ごしました。XなどのSNSで情報収集をすると、帰国しなければいけなくなった方や、運が悪くビザが手に入らなかった人なども見かけます。もっと明るい気持ちでカナダに来たかったのにビザが取れた頃には気疲れしてしまい、仕事探しをするエネルギーも残っていないような状態でした。心配性な方は少し高くてもエージェントを利用することをお勧めします。

フラッグポールができることは当たり前じゃない(?)

フラッグポールを終えた後、イラク人の友人と会って経緯を話しました。イラク国籍の場合はアメリカに入るビザを得るのに数年、面接も経ないといけません。日本人の場合は歩いてアメリカとカナダを行き来してビザの変更ができるのか…と驚いていました。(そういえば、ESTA取得時にもイラクへの渡航歴がないかの質問項目がありました。)
友人として過ごしているうちに自分たちの生まれ育った環境の違いがあることを忘れてしまいがちでした。改めて、お互いの育ってきた環境の違いや文化の違いを話し合うきっかけになりました…!


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