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デジタルツールを使って業務改善につなげるアイデアを出してみた

業務課題をデジタルツールで解決したい

私は、小売業のネット販売運営の仕事をしております。その中でもネットで注文して指定した時間帯にご自宅にお届けする「ネットスーパー」の出荷現場はパソコン作業、機器での商品収集というデジタルな部分と売場から商品を集め、お客さまのお買い物内容ごとに荷作りするアナログな部分の両面があります。今回はデジタルツールを使って業務改善につながるアイデアを3つ5W1Hを意識しながら出してみます。

1.時間を意識させたい

【課題】
ネットスーパーは、お客さまにお買い上げいただいた商品を時間通りにお届けするために、大きく5つの締切時間を守らないとお届けが遅れるリスクが発生します。5つの締切時間は、①お客さまの注文締切時間、②売場から商品を集めてくる締切時間、③お客さまのお買い物内容ごとに仕分けの締切時間、④荷作りする締切時間、⑤伝票を出して荷物に貼って配送ドライバーさまに渡す締切時間です。ネットスーパー出荷作業中にネットスーパー作業者全員の共通意識をいつも持つことが必要です。

【解決策】
Node-REDとGlideを使い締切時間の10分前と締切時間ちょうどに従業員がもつスマートフォンに通知を送り音がなるようにしたいです。
たとえば①お客さまの注文締切時間8:00⇒②売場から商品を集めてくる締切時間9:00⇒③お客さまのお買い物内容ごとに仕分けの締切時間9:30⇒④荷作りする締切時間10:00⇒⑤伝票を出して荷物に貼って配送ドライバーさまに渡す締切時間10:30と設定する形です。何度も通知がくることでルーチンとして覚えられると思います。

2.従業員からの問い合わせについての解決法を記憶する

【課題】
ネットスーパー従業員から機器を使っていて起きるエラーの解消方法、サイトの機能使用方法、管理機能の不明点解消方法が問い合わせがあるが、いつ事象が起きるか分からず、解決方法が分かる人が社内、社外に関わらず夜間、土日祝日、休日で稼働しておらず対処方法を聞けずに解決できずに困る事象が発生する。

【解決策】
困った事象を分析すると新規の問題は少なく、過去に他の場所発生した事象ことが多いため、Glideを使って今まで起きた事案と対応策を全店から集めてアプリに登録して、困ったエラーが起きたときにアプリに質問してみて答えてもらい対応できるようにしたい。

3.売場で探すのが難しかった商品をツールに覚えてもらう

【課題】
ネットスーパー従業員が売場から商品を集めるが商品によっては商品の種類別ではなく、季節のテーマでのくくりで別の売場に並んでいる場合がある。その時の集める時間がふだんは1品20秒で集められることができるが、1品120秒と並んでいる場所が分かりずらい商品は約6倍見つけるのに時間がかかってしまったり、時間をかけても見つけられない場合がある。わかりずらい商品がどこにあるかという情報を他の従業員に伝える手段が時間をとって口頭で伝えるもしくは文章での伝達になり、効率が悪くと全体に伝わりにくい。

【解決策】

Teachable MachineとNode-REDと使い、売場で探すのに時間がかかった商品をTeachable Machineに覚えてもらう作業を複数人に実施していただき、データを蓄積する。売場で商品を見つけられなかった人がパソコンで検索をかけて場所を理解することで商品を集める時間を短縮できます。

筆者の後記


今回の内容は、私の仕事である「ネットスーパーの出荷現場」でデジタルツールを使って業務改善につなげるアイデアを書き出してみました。
記事で紹介したアイデアを1つでも実現に向けて進めて、ネットスーパーのサービス向上につながればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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