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サプリメントと食べものどっちがいいの?
こんにちは。管理栄養士×パーソナルトレーナーの木村圭吾です。
野菜やフルーツ、魚介類、きのこなど、体に良さそうな食べものはたくさんありますが、これらに含まれる栄養素をとるためにサプリメントを使用している方も多いのではないでしょうか。
サプリ派「食べものから取るなんて効率が悪い!」
食べもの派「いやいやサプリメントばかりに頼るのは良くない!」
なんて話はたびたび聞きますが、これに対して私の考えは
ケースバイケースです。
こんな話しをするときはどちらかに言い切ったほうがウケがいいらしいのですが、残念ながらヒトの体はそんなに単純ではありませんし、体にウケは関係ありません。
どんなケースではサプリメントで、どんなケースであれば食べものを取るべきなのかお話ししていきます。
1.サプリメントと食品、何が違うのか
どんな形でも含まれている量が同じなら基本的に現れる効果も同じです。
違うのは吸収の速度です。
また、サプリメントであればその栄養素が濃縮されていて、食品であれば同等の量を摂取するためにかなりの量を食べなければいけません。(例えば野菜や果物なら80~90%以上が水分であることから)
これだけの情報であれば食品よりサプリメントのほうが優れていると感じるでしょうが、もちろん食品のほうが優れている面もあります。
食品はその成分(ビタミンなど)以外にもたくさんのものが含まれています。水分、糖質、食物繊維などたくさんのものです。
たくさんのものが含まれているからこそ消化に時間がかかるのですが、その分ゆっくりと吸収されてくれるというメリットがあります。
早く吸収されるサプリメントは即効性に優れていて、ゆっくりと吸収される食品は持続性に優れています。
このことから、○○という栄養素を体質の改善に取ろうと思ったとき始めは即効性のサプリメント、そして徐々に持続性の食品に切り替えていったほうがいいことが分かります。
結局は「栄養素そのもの(サプリメント)」ではなくて、食品から分解・吸収をする力を持ち、長くそれを持続させる必要があるのですから。
2.液体と固体の違い
サプリメントには錠剤(固体)であったり粉末を溶かす(液体)ものがあったり、最初から液体のなかに栄養素が溶け込んでいるものがあったりします。
これも選ぶ場面はケースバイケースで、固体は液体に比べて吸収速度がややゆっくりです。
一言に固体と言ってもいろいろな形があるのでそれぞれの吸収速度にも違いがあります。
吸収速度順に
粉末 > 顆粒 > タブレットなど錠剤
となります。もちろんその栄養素や製法によって溶けやすさの違いは出ますが基本的にはこの順番です。
と言ってもどれも食べものに比べたら断然吸収が速いです。
○○という物事のためにその栄養素が必要というときはサプリメントのほうが優れているでしょう。
○○に入るのは、睡眠、トレーニング、集中力などです。
ここぞというときに使いたいですね。
3.まとめ
サプリメントは
・吸収速度が速いが短期的な効果
・睡眠やトレーニングと組み合わせるのがオススメ
・形によっても吸収速度が異なる
食べものは
・ゆっくり吸収されて長く体に残る
・一時的に高いパフォーマンスを発揮するのも大事だが、常にいい状態でいるためには食べものがいい
どちらかに頼りすぎず、いいバランスで過ごしましょう!
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