見出し画像

そうして演劇は、再生する。

 先日書いたこの記事の閲覧数が50回を超えたという知らせがnoteの「お知らせ」欄に通知された。個人のnoteアカウントも一年ほどやっているがこの手のお知らせが来たことはないので、自分が書いた記事で初の閲覧50回越えということになるのだと思う。

 映像配信イベントのお知らせを兼ねてはいたのだが、配信視聴にご縁がない方にも、届けたいメッセージだと思って書いた記事だった。だから、素直に嬉しく思っている(もちろん、作品を見ていただけたらそのメッセージはより強く届くと思うので、作品を届けたい思いはいままでもこれからもある)

 それはこの約二年間多くの作り手や観客が「演劇をやること」「演劇をみること」について様々な思いを抱え、葛藤を抱えてきたことのあかしだと思う。これからのことについて、答えや目標を見つけている人もいるだろう。人の数だけ、答えはあるだろう。

映像配信イベントを経て

 8月31日のイベントでは、獣の仕業の映像作品をオンライン配信した。2020年に製作・発表した「タイトル」と、同じく2020年に撮影したが、発表は二年後の2020年8月31日となった「See you」

 ほぼ生配信という限られた時間のイベント。ご都合を合わせてご視聴いただいた皆様、ご声援くださった皆様、心からありがとうございました。

イベントアフタートークの様子

 イベントの名前は「再生する演劇」
「タイトル」と「See you」のテーマ性・「See you」で使われていたキャッチコピー「再生する。これは、演劇の実話」から採用していただいた言葉だ。
 再生という日本語にはふたつの意味がある。

replay:(…の)再試合をする、(…を)再演する、再生する
revive:生き返る、よみがえる、回復する、復活する、復興する、再び流行する

https://ejje.weblio.jp/

 イベントにも作品も、ふたつ両方の意味があった。
 ただどちらかと言えば、イベントとしては前者に、作品としては後者に意味に比重を置いていたと感じる。
 再生であり、再生でない。しかし、どちらでもある。そんな多面性や多重性、見え方によって様々に見える様子を私はとても気に入っていた。イベントもとても楽しかった。

 2020年から、2022年。2年を掛けて再生された二作品は、私たちなりの葛藤であり、2022年現在の私たちのなりの答えのようなもの。
 これからも揺らぎながら、ウロチョロしながら、答えを探していくのだろう。その中でこれからも作品を仕立てていくのだ。そして、それを見てくれる人がいつもそばにいる。作る人と見る人、時代と生活と作品の中を、一緒に歩いていくのだ。これは、うん、かなり、すごいぞ。

イベント配信の裏側。テクノロジー!

See youとタイトル 販売のお知らせ

See youとタイトル HD配信&ダウンロード販売のお知らせ

 どちらもイベント配信のアーカイブは期限が切れているが、無期限に何度でも視聴できる【HD配信&ダウンロード版】が9月1日から販売している。視聴期限なし。スマホやPCでいつでもなんどでもご覧いただけます。

See you 受注限定生産DVD 予約開始のお知らせ

 新作の「See you」は受注生産限定のDVD予約も開始している。予約は9月いっぱいまでなので、ご興味のある方はお早めに。しこたま特典が付いています。

HD配信&ダウンロード版の特典

  • 8月31日イベントのアフタートーク

  • 脚本データ

DVD版の特典

  • HD配信&ダウンロード版の特典

  • 製品版とは違うカメラにスイッチングした「裏See you」

  • 小林龍二ブロマイド(3種類からランダム)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?