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「憧れと好き」に「似合う」を見つけて、本当の悩みが見えてきた半年

自問自答ファッションに出会っておおよそ半年が経った。「なりたい」「似合う」「好き」についてまだまだ言語化をできていないが、つまるところ「好きな服着たらいい。」ということがとてもよく理解できるようになった。


「憧れ(なりたい)」に触れた半年

自問自答ファッションの肝はファッションを通じて行動し、自身の人生の舵取りをすることだと捉え、私はこれまでの自分の延長線上にある「憧れ」に触れてみることにした。


①バブアー

トランスポート

学生のころからバブアーがかわいくて大好きだった。おじさんっぽい感じがかわいくてツボ。まだそれくらいの言語化っぷりではある。

自問自答ファッションに出会ってから、「私もう(一応金銭的には)買えるかもしれない!」と気がつくことができた。一気に憧れのバブアーが近く感じて、呪いに呪った社会人生活に光が見えた。

とはいえネットで公式HPやレビューを見て右往左往、試着して右往左往、買おうと決めてからも右往左往した。本当にちょっと吐きそうだった。

形に関してはわりと序盤で決めていた。トランスポートのピーチスキン。一生着るなら重すぎずノンワックスだなと思った。

自分で言うのもなんではあるが、よく似合っていると思う。そこからは「このバブアーに合う服しか買わない!(夏はノーカン!しぬ!)」という強い軸となっている気がする。


②SUQQU/陽光色

オレンジメイクが好きだった。プチプラのオレンジパレットを毎日使って底見えし、「私の暮らしにはオレンジメイクだ!」と自信が持てた勢いでタッチアップからの即購入。

SUQQUはどの商品も名前が素敵だし、ブランド名が「すっくと立つ」からSUQQUなのがこれまた素敵だしかわいいなと思っていた。なによりオレンジがきれいすぎる。買うなら絶対に陽光色だと決めていた。

半年ほど経過して左上が底見えしています。どう塗ってもまとまるし、ラメが上品てこういうことなんだなと実感。ざかざかメイクをしているので二重幅に溜まりはするけれど、ラメが飛び散る感じはなく夜まできれいです。薄くていねいに重ねたら溜まらないです。

しっかりアイメイクをすれば浮き、薄くするとすっぴんに見える顔ですが、このアイシャドウは目元が明るくなった感じがして夜まで保たれるのでメイクが楽しくなりました。

右上のトープカラーはアイブロウにも使用中。しっかり眉毛を呪ってきた人生から一変、多少整える程度でこのトープカラーをのせ、眉マスカラも毛流れを整える程度にしていますが、だんだん自分の眉が好きになってきた。こんなにしっかり生えてくれて楽で助かる。


③縁の大きい眼鏡

J!NS

濃いブラウンの縁の大きい眼鏡を購入した。慣れるまで目測を見誤ったくらいには大きい。なんとなくおしゃれ上級者っぽいし、薄い顔だから眼鏡に負けちゃう……とずっと敬遠していたのだが、掛けてみるとしっくりきた。むしろ薄い顔と薄いメイクにちょうどいいし、掛けるだけでちゃんとしてるように見えた。


⑤マッシュショート

ずっとマッシュショートに憧れていた。「でも私はぼんやりもったりした顔だから……」となんとなく敬遠していた。しかしメイク、眼鏡ときてだんだんと自分の顔も好きになってきて「ええい!ままよ!」と挑戦してみた。

案外まとまりのある格好になっている気がした。むしろぼんやりもったりと感じていた顔がすっきりして見える。ヘアケアやセットを勉強したりして、楽しくなっているところです。


⑥ゆるゆるなシルエット

ゆったりした服のほうが好きだし得意だなとは思っていて、ここ数年もわりとそういった形のものを購入していた。

胴がぬるっと長いのでウエストマーク必須で生きてきたこれまでであったが、私は上も下もゆるゆるでトップスをインしないシルエットにも憧れていた。古着の3XLのシャツに古着のダメージジーンズみたいなゆるゆる。

思いきってめちゃめちゃに売れているらしいユニクロのエアリズムコットンオーバーサイズTを試着してみた。これまでの私なら、男女共有ならSかMを選んでいたところだが、MとLとXLを試着し、これだと思ったのがLサイズだった。

GU/リブプルオンパンツや
GU/タックワイドパンツをアウトして着ます。

板に脂肪を張り付けたような体型だと思っていたが、身体のラインが出ないのに服が風で揺れるような余裕を感じて「いいな……!」と思った。自己診断では骨格ナチュラルなのかなあと思い始めている。


⑦サンダルに靴下

おじさんっぽい服装が好きだ。一方でおじさんみたいでダサいと言われたらどうしよう、みたいな葛藤もあった。でも、ここまできたらやってみようということで、久方ぶりにサンダルを購入した。

しまむら/甲が隠れるタイプが好き
無印/太リブ靴下

無印の靴下は何年もこれだけを履いている。長すぎずばっと着脱できるし、信じられないくらい穴が開かない。ゴリゴリに毛玉取り機にかけてもへたれない。そしてこの太リブがかわいい。合わせるなら絶対これだったし、このためにずっとこの靴下を選んでいたのかもしれない。それくらい、サンダルと合わせた時のよろこびが強かった。

あとなにより、エアリズムもサンダルも快適。付随して気になっていた夏の暑さ対策グッズをいろいろと試すようになり、ちょっとだけ夏が楽しく迎えられている。


⑧カジュアルバッグ

最後はバッグだ。自問自答ファッション的には異なる順序であるが、「年齢に相応しいバッグが必要かもしれない」「どんなTPOにも相応しいバッグが必要かもしれない」「自分へのご褒美ってやつかもしれない」という思いが過りつつ、私はずっとリュックやボディバッグを使用していた。

憧れと好きが集まってきた中で見るこれらはとてもしっくりときていた。めちゃめちゃラフでカジュアルで「大丈夫かな……?」という自分がいたが、私はここで自問自答ファッションの肝は行動することだと思い直すことにした。


⑨趣味を再開した

仕事にしようとして、仕事にはしたくないとわかって、できることを仕事にしたいと社会人となってから遠いものになっていた趣味がある。

身の回りが整ってきて少しずつ近づくことができて、いよいよ再開をしはじめている。いずれは再開したいなと思っていた軌道にわりとうまくのれている気がして、私の自問自答はこれまでの人生の延長線上でできていたかもしれないと思った。

そして趣味には、これらのカジュアルなバッグがちょうどいい。趣味でできた関係性の人たちも、わりとそんな感じ。

そしていよいよ、バッグも「ちゃんと選べてたな……☺️」と感じるようになった。

今の私がほしいのは、ラフでカジュアルな自分とそれでいい環境、そういった心持ちなのかもしれない。


「憧れと好き」に「似合う」があった

ここまできて、「憧れと好き」に「似合う」があったように感じられて、私は自身の容姿が好きになってきて、考えやこれまでの人生も肯定できるようになってきた。

いろいろあったけど、ラフでカジュアルがしっくりくる容姿に職場、自身の考えを含む環境が「いいじゃん……?」と思えてきている。


本当の悩みはファッションじゃなかった

私はたぶん、本当に悩みはファッションじゃなかった。うまくいかないことばかり目について、人生の舵取りができていない感覚。並行して起こった自律神経の乱れ。

風邪を拗らせて入院したし、偏頭痛で何日か動けない日もあった。人と接するのが億劫でなかなか眠れず、朝には布団から這うようにしか出られない。職場についても、私の異変を案ずる言葉すら負担で動悸が止まらない日もあった。

自分が女だから(自律神経の乱れに女性ホルモンも影響してるかもしれないと言われた)、もしかしてHSPだから、我が強すぎるから、うまく生きられない。ぬいぐるみさんになりたい。

アイコンにもしている画像
ほんとにこの気持ち

そんな日々があった。今もほんの少しだけ片鱗を感じることはあるけれど、経験則として「そういう波だな……」と、一生続くような絶望感は和らいでいます。

とにかく生きづらくて、生きづらさがあるのに自責思考まで強まって、身動きできないような状態だったのだが、自問自答ファッションを通じて「ファッションという(私としては)気軽で好きなものから自身をコントロールしてみる」ようになり、そこから抜け出せ始めたような気がする。

始めた当初は、わりとこれまでの自分のまま寄りのファッションに落ち着くとは思わなかったし、なにより趣味をこんなにあっさり再開しているとは思ってもいなかった。


とはいえ

自問自答ファッション、ならびに人生の舵取りのための自問自答は終わりがない。でも、それって楽しいなと感じることができている。

ここで、あきやあさみさん二冊目の書籍「「一セットの服」で自分を好きになる」では、「なりたい」を邪魔するもの、という項目がある。

その中のひとつ、「現在の環境や体調により、「なりたい自分」に向き合うことが難しい」について考えている。

私がこの制服に辿り着いた理由として、これはかなり大きくある。すぐに暑くなるし寒くなる、身体が重いしお腹も痛い。そんな中でも着ていられる。身に付けることができる。すっぴんで着てもまあ馴染みはする。

今はおおよそ落ち着いてきて趣味を再開することすらできているので、これだけが理由ではないものの、今後の自問自答は「なりたい」を深めていきたいなと思っている。


引き続き「憧れと好き」に挑戦する

ということで、今後の予定。

・マーチンの紐靴
・オニールのチェックスカート
・FRED PERRYのポロシャツ
・Bradyのショルダー
・古着(もしくはっぽい)ワンピース

そうですFUDGEが好きです

まだまだ、私は憧れにも好きにも挑戦できるらしい。ファッションはもちろん、物事すべてにおいて。

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