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one voice zine vol.15 私の好きな食べ物・嫌いな食べ物 デレク / 吉川 / xtkx


こんにちはKMです。世間はお盆休みの真っ只中。働いている皆さんも、休みの中、家族のために一苦労なさっている方もお疲れ様です。今回はコメントのテキスト等々で結構書いているので、早速本編に入りたいと思います。それではどうぞ!


デレク (ALSEID,DC,FCM)

どうもこんにちは!デレクです!
ALSEID (活休中)DCにてサウンドがあまりにも他反対のバンドをしております。DCは年内アルバムと+ αの音源が出ます。まじ?となる人とコラボしてたりするので是非リリースされた時はチェックしてください。

FCMというクルーに所属してます。
関西の若手クルー WEST SIDE UNITYと我々FCMで 10/13 club asia にてNo Cold Wallという企画をやりますので是非とも来てもらえたら嬉しいです!

◼︎好きな食べ物

こいついつも二郎系ラーメン食べてるなと思われてそうですが、1番好きな食べ物は実は和よりの煮付け物が好きです。(ひじきとか肉じゃが)

後は短時間で食える、丼もの(天丼 かつ丼)を好んで食べます。

日本人なんで白米と合う食い物が好きですね!

◼︎嫌いな食べ物

生トマト。
酢物。

生トマトは幼稚園の時から苦手で、成人したら食えるようなるよって聞いてチャレンジしたけどやっぱダメでしたね。誰ですか20超えたら舌変わる言ったの。不思議とトマトは火が通ってたら食えるんですよね。割とこれ最近共感してくれる人多くて嬉しいです。
トマト同様酢物はちょっと酸味がキツいと食べれません。

KM: ALSEIDの快進撃も記憶に新しい中、更にDCという激ヤバなバンドでもグイグイ来ているデレクさんです。同じ横浜住まい(ですよね?)(追記:違いました!)という事で密かに親近感を抱いており、今回お声がけさせて頂きました。
好きな食べ物、ひじきや煮付け物、渋い!んですが、やっぱり基本の基本、あれば食べてしまう、欠かせない食べ物だと思います。丼ものというのも、実は日本風のカレーって、煮物の発想から来ているんですよね。翌日食べても美味しいという点ではですが。なので、ルーツに沿った食の嗜好だな、と興味深く拝見しました。
嫌いな食べ物の、トマトというのは、KM自体は全く抵抗感が無いので、生でも熱を通してもいけるんですが、確かに火を入れたトマトは、また格別な感じがします。酢の物も、僕はまあまあ食べられますが、妻が大の酢党でドバドバ入れるので、年々ハードルが下がりつつあります。慣れなんですかね。。

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吉川 (Brave Out)

お声がけいただきありがとうございます。
Brave Outというバンドでボーカルをしています。吉川といいます。
もうすぐ、Brave Outの新しい音源がリリースされますので、是非ともチェックしてみてください。

9月にはアメリカ西海岸をOdd Man Outと一緒にツアーします。


現地のライブの動画などもアップされると思いますので、そちらもよかったらチェックしてみてください。

◼︎好きな食べ物

好物は悩みましたが、麻婆茄子丼ですね。

家族の行きつけの中華料理屋があって、そこの麻婆茄子丼が好きです。

子供が産まれてからは、子供に合わせていたので、好きだった食べ物がなかなか思い出せないくらいには好きな食べ物から離れていますね。

日頃は目玉焼きと焼き鮭と鶏肉ばかり食べています。

家飯だと、アルゼンチンエビ(有頭)をフライパンで焼いて、業務スーパーで売ってるケイジャンスパイス振りかけて食べると絶品です。

アルゼンチンエビ


食べたことないですけど、ニューオリンズに行って、ザリガニをトラディショナルスタイルで食べてみたいです。

あとはメキシコ行って、色んなタコスも食べてみたいです(Netflixのアグリーデリシャス参照。てか、アグリーデリシャスに出てくるもの全部食べてみたい)

飯系じゃないですけど、今なんでも良いから腹いっぱい食べさせてやるといわれたら、マンゴーを選びますね。
もうこれ以上食べれないっていうくらい腹一杯マンゴーを食べてみたいです。

マンゴーに限らず、フルーツ全般好きですが、フルーツを腹一杯になるまで食べたことがないので、一度これ以上は無理というくらい食べてみたいですね。


◼︎嫌いな食べ物

嫌いな食べ物は沢山あります。
そのなかでも特に椎茸、わさび、辛子、粕、らっきょうは食べることが出来ないですね。

今ではだいたいのものを食べることができるようになりました
が、子供の頃はかなりの偏食で、親を困らせていました。
焼いた肉に醤油だけかけて食べるのが好きでしたね。
トンカツもソースをかけずに食べていました。

KM: 僕はBRAVE OUTは本当に何歩も先を行くオルタナティブな大好きなバンドなので、リスナーに徹して、とことん味わうぞ!と完全にファンの姿勢だったのですが、思わず吉川さんに聞いてみました。
麻婆茄子丼って字面だけで、なんて腹が減るんだろう…と、うっとりしてしまいます。麻婆茄子が乗っかっているだけで、どんな理不尽な量の白米でもいけてしまう魔力があります。タコスは個人的に今一番気になっている食べ物で、昨年韓国に行った時に、夜中でも行列になっているタコス屋があって無理してでも食べときゃ良かったなあ…と後悔しています。意外と腹持ち良いんですよね。
嫌いな食べ物は今回のシリーズで吉川さんが一番多いような気がしますが、偏食家もいて当然なので、興味深く拝見しました。椎茸は過去回でアントンも触れていましたが、実は自分もグニュっとした質感と、キノコ類特有の風味を感じてしまうと、確かに嫌いな人の気持ちもわかるな…と思う時があります。それも一瞬で大体は食べてしまうんですが。


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xtkx (Otus)

Otusという東京のハードコアバンドでベースを弾いているタカシと申します。Loyal to the Graveでもベースを弾いています。
Otusは8/31-9/1で台湾ツアーを予定しています。韓国のThe Geeks, 台湾のDefeat the Giantとツアーします。


Loyal to the Graveは5月に新作EP"Rectitude"をアメリカのTriple B Recordsからリリースしました。是非聴いてみてください。


私は基本的にVegan(ヴィーガン)というライフスタイルなので、普段動物性のもの(肉、魚、卵、乳製品、ゼラチンなど)を一切摂らないです(ちなみに毛皮、皮革製品、ウール、羽毛なども身に付けません)。

Veganというライフスタイル自体は、自分なりに考えた結果の選択ですが、一般的にみるとかなり偏った嗜好なので好きな食べ物、嫌いな食べ物というテーマで書いて良いものか、、、と非常に悩みました。
しかしKMさんから「ハードコアを軸に扱っていて、Veganの話題を取り上げないのもフェアじゃない、やりたいように書いて構わない」とありがたいお言葉をいただいたので書いてみようと思います。


◼︎好きな食べ物

私はファラフェルが好きです。あまり馴染みが無い食べ物かもしれないのですが、スパイスで味付けされたひよこ豆のコロッケで、中東の料理です。ピタパンなどに野菜と一緒に挟んで食べられることが多いです。
欧米や中東ではストリートフードとして普及していて、日本にもあるケバブのようなノリで食べられることが多いようです。実はiPhoneの絵文字にもある(🧆🥙)ので、欧米諸国ではそこそこメジャーな料理だと思います。
ファラフェルは基本的にはVeganであることが多いので、海外に行った際に現地の友人に勧められて初めて食べたのが最初だったはずです。日本の家庭的なコロッケとは少し違うザクザク感、異国を感じるスパイスの香り、ひよこ豆のホクホクした食感のコンビネーションにやられ、ハマりました。
それから日本でもお店を探すようになり、見つけてはトライするようになりました。
現時点で営業している国内のお店でフェイバリットのものをいくつか挙げたいと思います。

・Kuumba Du Falafel(神泉)


https://kuumbainternational.com/kuumbashop/KUUMBA/LOCATION.html


渋谷から少し歩いたところにあるファラフェル屋さんです。ボリュームもさることながら、ブーケのように様々な野菜が盛り付けられ、その下にいくつもののファラフェルが入ってます。一番好きなファラフェルサンドです。


・Falafel Brothers(渋谷、大手町、六本木)

https://www.falafelbrothers.jp

都内に複数店舗あるファラフェル屋さんです。ファラフェルサンド、サラダボウル、バーガー、カレーなど様々なスタイルでファラフェルを楽しめるのがポイント。提供されるすべての料理がVeganです。店舗によって提供しているメニューが異なります。個人的には大手町店がオススメです。

・Falafel Sababa(大阪)


大阪、アメ村にあるファラフェル/ケバブ屋さんです。アメ村付近でライブする際は必ず行きます。
現地の方が作っている本格派。ファラフェルのほかにVeganケバブもオススメです。


◼︎嫌いな食べ物

苦手な食べ物はパクチーとミョウガです。食べられないことはないのですが、香りが強いもの、香草は比較的苦手な傾向にあります。

あとは嫌いというか食べないものなのですが、前述の通り動物性のもの(肉、魚、卵、乳製品、ゼラチンなど)は食べないようにしています。20代前半から徐々にVegetarian/Vegan的な生活をはじめ、その時の生活状況に合わせてゆるくやっていたりなどしましたが、今は基本的にVeganの生活をしています。
なぜ食べないのか、という理由ですが、すごく簡単に言うと「食べなくても生きていけるし、できれば動物が死んでない方がいいから」です。

日本でSNSなどを見ていると極端な意見も多く、ともするとVeganは極端な思想として攻撃の対象となりがちだと思います。私自身は幸い周囲に理解のある方が多いのであまりそういった攻撃を受けたり揶揄されることはないですが、Veganに対して過剰な敵対心を持っている人がいたり、逆にVeganであることを絶対的な正義であると信じて排他的、強制的な行動をとるような人もいて残念に思うこともあります。
「植物は殺していいのか」
「動物も感謝して食べれば問題ない」
「肉は食べないくせに肉っぽいものを食べたいなんて矛盾している」
など、様々な疑問や意見を見かけることがあります。
これらに対して思うことや自分なりに考えていることはものすごくたくさんあって、書き出すと止まらない(現時点で結構長いですよね汗)のですが、できるだけシンプルに自分の考えを示すとすれば
「人間は生きているだけで地球環境の負担になっているので、死なずにできるだけ負担がない方法を選択したい」
「自分の家族(ペット)が殺されて食べられたら感謝されても嫌なので、ほかの動物も(間接的にでも)殺さない」
「肉や魚をおいしいと感じること自体は否定しないが、それっぽいものが動物を殺さず、環境負荷の低い方法で実現できるなら、その方がいい」
という感じです。言葉をだいぶ端折っているので、誤解がないといいですが。

実際、私は幼少期~学生のころは肉が大好きで、唐揚げ、焼き肉大好き!みたいな子供だったので、いまだにそういった揚げ物、味の濃いものなどを食べたいと思うことは結構あります。
ただ、現在では技術が大幅に進歩し、フェイクミート、植物性のたんぱく源を取り扱うレストラン、スーパーなどをあちこちで見かけます。「それっぽいもの」はどこでも食べられるようになりました。
十数年前は日本にVeganレストランがすごく少なかったので、この生活を始めたときは我慢しながら続けている感覚がたしかにありました。しかしここ数年は都内で生活する分には何も問題なく過ごせるというか、選択肢が非常に増え、不自由なくVeganの生活ができるようになったのでは、と思っています。

Veganというと極端な完璧主義というイメージがあると思います。私もそう思っていました。
名前がついていることで、線引きがなされてしまっているというかハードルができてしまっていると感じます。
正直なところ、Veganという名前やラベリング自体はどうでもいい、と私は思っています(レストランや食材の識別マークとしては、とても便利なものです)。
例えば私一人がVeganの生活を何年も続けていくより、私以外の100人が週に1度、肉を食べない日を作れば、長期的に見て地球環境や動物にとって確実に良いことだと思います。それぞれの人が「Vegan」であるかについてはあまり大きな問題ではないです。
Veganの生活を完璧に実施することはとても難しく(私自身は全く完璧ではないと思います)、経済的な理由や、健康上の理由でやむを得ないことはものすごくたくさんあると思います。
ただ、動物や生き物に対して、地球の環境に対して何か考えるところがある人が、3食のうち一度でも、週に一度でもVeganの選択をすることは大きな意味があることだと思いますし、それを「完璧じゃないから」という理由で躊躇したり、揶揄する人がいなくなることを祈ります。

SNSは極端な人の声が大きいので、マジョリティだと思われがちな部分もあると思いますが、私の知っているVeganの人たちは、皆さん自分なりに考え、試行錯誤しながらオープンなマインドで他人と共存している方ばかりです。

好きな食べ物、嫌いな食べ物というテーマから大幅に逸れてしまった気がしますが、大丈夫でしょうか、、

私は都内を中心に美味しいVeganレストラン、Vegan料理を常に探していて、自炊する際のVegan食材、 調理法も自分なりにいろいろと研究しているので、私でよければなんでも聞いてください。


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ovz3度目登場のxtkxです。通常なら寄せられた文章にコメントするのですが、今回は自分の所感を述べたいと思います。
本文中にもありますが、今回の企画は今のところハードコアを軸に扱っています。中にはveganもいて当然です。それがハードコアです。多種多様なライフスタイルから、自分に合ったものを選ぶ自由がある音楽です。単純に、食の傾向までる選択できる音楽が他にあるのか?と言われると、そうそう無いはずです。せっかく「vegan straight edge!!」と叫ぶ音楽を聴いているんだし、色んな人の色んな声に耳を傾けるのがone voice zineだと思い、声をかけさせて頂きました。
veganというものを知り、自分もそれなりに年月が経ちましたが、最近のは特に目に余るものがあります。極端に言えば、異物や異端思想の排除の対象になっています。それも浅い思考で。逆も然りです。ですが、xtkxの文脈の行間には、環境への負担という考えも傾聴に値するものがありますが、「ライフスタイルを楽しむ」というものがあると思います。個人的な経験上の話ですが、思想に振り切ってしまった時、いつか自身も他者も傷付け滅ぼします。思想では無く、個人が個人の生活を送るのに必要な選択をし、個人のために実行する、それが無いと彼のように過ごす事は出来ないはずです。それを出来るのがハードコアだと信じているし、そうであって欲しいと願います。自分が何者にもなれる可能性はある、そんな時、一日でも良いから隣のライフスタイルを実践しても良い、そういう余裕が欲しいものです。ひとつのライフスタイルのかたちとして読んでいただければ幸いです。

何より、ある程度の年齢になると、脂っこいものや肉(特にカルビ)を食べるのって、一大イベントになるんですよ…なので、veganメニューは知っておいて損は無いぞ、とスケベ心もあるんですけどね。。



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いかがだったでしょうか。今回は通常回+xtkxのveganテキストという、今までより若干の長丁場でお送りしました。今回はコメントに力を入れたので、あとがきもそんなに書く事は残っておりません。ただただ、多様な食文化やライフスタイルに思いを巡らす機会になってくれればと願うばかりです。そういえば過去に出会った人で、veganだけど大酒飲みの人がいて「これ(酒)が一番の楽しみ!」と言ってる方もいました。本当に食だけ取っても色んな人がいるんですね。何度も書きますが、多様なライフスタイルや趣向が受け入れられる世の中であって欲しいと願うばかりです。
それではまた次回!

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