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James BLUES LAND 店主/鈴木隆一さん特別インタビュー②

『Kobe Music LOUNGE vol.3』の開催を記念し,
会場 James BLUES LAND の店主 鈴木隆一さんに特別インタビュー.
Kobe Music LOUNGE主催・神足との対談形式でお届けします.

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『ジーパンみたいな家具』

 「アメリカ中古家具というのはキーポイントかもしれませんね」と語る鈴木さんはもともとアメリカで中古家具屋を営んでいたらしい。店内でアメリカのルーツミュージックをBGMとして流していると、地元のミュージシャンや音楽好きのお客さんが集まってきたというのが今のJames Blues Landの内装や雰囲気に繋がっているという。「初めて沖縄でアメリカの中古家具を見たときに、なんかジーパンみたいな家具やなぁと思いまして」と鈴木さん。「ヨーロッパのアンティークの家具も素敵なんやけど、アメリカの中古家具は無骨で余計な細工をしてへん。多少傷ついとってもそれすら味があってなんかジーパンみたいでええんちゃうかと思ったんですわ」と続けると、鈴木さんは自分の座っているソファをぽんぽんと軽く叩いた。

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 店内には椅子や机の他に古いミシンや昔のチョコレート販売機らしきものが並んでいる。どれもおそらく実際に使われていたであろうものばかりだ。「(当時は)売れる売れへんに関わらず、自分の好きなもんを集めとった」という鈴木さんの家具に対する考え方は、James Blues Landを始めてからも共通しているようだ。

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『おもろいかおもんないかだけ』


 今年で20周年を迎えるJames Blues Land。今や週末になると毎晩イベントの会場として数々のアーティストを招いているが、そのジャンルは音楽のみにとどまらず、落語や映画の試写会など幅広い。「音楽以外の使われ方をされるというのは当初から考えていたんですか?」という神足さんの質問に対して鈴木さんは「おもろいかおもんないかだけ。James Blues Landていう名前やけど、ブルースだけやないとあかんとかはないし、映画でもなんでも自分が好きでおもろかったらやっていただきたい」さらに「自分の知らん面白さを見してくれはりそうやなと思う人にはやってもらいたいし、逆に勉強さしていただきたい」と語る。

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 出演者に対して鈴木さんの方から依頼することはあまりないらしく、一度出演された方が別のイベントでも利用したり、出演者同士の紹介で他のアーティストからも連絡が来ることがあるそう。鈴木さんの人柄やお店の魅力に惹かれ、取り憑かれているのはお客さんだけではなさそうだ。
 鈴木さん自身が中学生の頃からライブハウスに見に行っていたアーティストが、今ではJames Blues Landで演奏したいと来られることもあるそうで「人のおかげやね」と嬉しそうに笑顔を見せてくれた。

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・writer:安楽悠作
・Interviewer:NAOYA KOTARI(Kobe Music LOUNGE)

James BLUES LAND 店主/鈴木隆一さん特別インタビュー①③はコチラ
https://note.com/kml/m/m1fe737767d9f
James BLUES LAND HP https://www.kobe-james.com/
Kobe Music LOUNGE Twitter https://twitter.com/musickobe
ライター 安楽悠作 Twitter https://twitter.com/luckyousuck

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