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自由からの逃走 Pt.2

禅寺を目指して実家を出てから1年。小倉に来てから10ヶ月。
12月上旬を目処に北九州を辞して、首都圏に戻ることにしました。

目的は”関東で音楽をやるため"です。
そのためにいまWeb制作の勉強もしています。
実家には機材くらい置かせてもらうと思いますが、両親とは一緒に住みません。
どこか都心のシェアハウスを探して転がり込むことになると思います。

ひとつは、北九州でたくさんの出会いがあり、支えてくれたかたがたがいました。
本当にありがとうございます。感謝しています。

ふたつめに、美談はとくにありません。
この地で双極性障害がわかり、治療を進めながら、まだ決して良くなったとは思えません。
ですが、来る日も来る日も、わたしは鬱で倒れたり、方向性がとっ散らかったりしながらも、常に闇の中でもなにかを模索して学習や制作を続けていたと胸を張って思えます。

小倉という地方都市、コワーキングスペース秘密基地、プログラミング言語Elixir...ここに来る選択をしなければ、素通りして一生を終えていたであろう風景がたくさんあります。

禅寺から戻ってすぐ心因性の突発性難聴になり、ステロイド注射が終わるや否や両親の制止も振り切ってここに来ました。

最初は同居人のかたとの共同生活があり、Elixirの学習に陰りが出てC言語やコンピューター工学の基礎を学んだり、いくつかコワーキングのお仕事をいただいたり、自分の作品の制作に没頭したり...9月ごろから、関東の関係各位に向けてデモ音源を投げ始め、今回の決断に至りました。

別にひとつのチャレンジが終わるわけではありません。場所を戻してそれは続いていきます。
経済的自立なのか、アーティストとしての満足のいく活動なのか、はたまた知った以上一生付いて回るプログラミングの世界での正解なのか。
答えは隠され、用意されていません。

こんな大事なときに限ってほんとうに凡庸なことしか書けないな。
なんでなんだろうな。

うまずたゆまず、頑張ります。

Kento Mizuno

このnote内での活動にかかわらず、音楽家としてのわたしを応援してくれる方がいたらとても嬉しいです。読んで、聴いて、リアクションいただけるだけでも、飛び上がるくらい嬉しいです。宜しくお願い致します。