10才の

10才の節目の作文を発表する授業参観がありました。
息子は、いまいろいろと好きなことがあって、夢がたくさんあると言っていました。中でも1番なりたいのは科学者だそうです。理系科目が苦手だった私には考えられないことだなぁと思います。

作文を聞いたら、今までの息子のいろいろな様子が思い浮かびました。
小さいころはよく図鑑を読んでいる子でした。
特に鳥は詳しくて、少し古い図鑑を見たりすると、今の研究ではこの分類は変わっている、と教えてくれたりして、いつの間にか大人より遥かに詳しくなっていました。
公園で何をしているのかと思えば、鳩の真後ろで息を殺して後をつけていて、後から聞いたら、鳩の視野が何度か確認していたそうです。
息子は気配を消すのが上手で、いまだによく私のそばに忍び寄って「わっ」と驚かせたりして遊んでいるのですが、この特技は鳥を近くで観察したくて身についたのかなと思います笑。
自転車の後ろに乗せて、何度も川に行きました。
初めて一緒にカワセミを見た時の感動は忘れられません。見つけてからまた見たくて何日も川へ行きました。
夫が野鳥の会にも入れてくれて、探鳥会や、家族でダムや山に野鳥観察に行きました。鳴き声だけがしてなかなか姿が見えないときに、一緒に長い時間気配を消して鳥の姿を探しました。
本で知って、実際に野鳥を見て魅了されて、また本で確かめて、自分で体系を踏み締めながら広げて、美しい織物を織っているのを横で見せてもらうような日々でした。

今頑張っていることは、体育のティーベースボールのリーダーだそうです。チームの中にはスポーツが苦手だと思っている人もいるかも知れないけれど、みんなにスポーツの楽しさが伝わるように頑張っていると言っていて、胸が一杯になりました。
大切な10年を近くで見せてくれてありがとう。

写真は息子が握ってくれたお寿司です。