安心院グリーンツーリズムを体験して（安心院农家乐体验）
＊安心院グリーンツーリズム（安心院农家乐）
グリーンツーリズム（农家乐）
農山漁村に滞在し農漁業体験を楽しみ、地域の人々との交流を図る余暇活動のこと。長期バカンスを楽しむことの多いヨーロッパ諸国で普及した。１）
停留在农山渔村，享受农渔业体验，并与当地人进行交流的休闲活动。在喜欢长期度假的欧洲国家已经普及了。
本場であるヨーロッパを目標として始めた安心院町グリーンツーリズム研究会は1996年に発足し、「農泊」こと「農村民泊」に全国で初めて取り組み、都市と農村が交流するグリーンツーリズムの先駆けとして注目を集めてきました。
以发源地欧洲为目标的安心院町农家乐研究会于1996年成立，在全国率先开展"农宿"、"农村民宿"，作为城市和农村交流的农家乐的先驱而备受关注。
始まり（开始）
町内で開催される恒例イベントの「ワイン祭り」に来たお客様に、B&B（朝食とベッド）を提供し始めたこと☀️
开始向参加在市内举办的例行活动"葡萄酒节"的顾客提供B&B（早餐和床）
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しかし、、、（但是）
来客数が増加するにつれ、行政側で「旅館業法、食品衛生法に抵触するのではないか」という問題が浮上してきた💦
随着来客数量的增加,行政方面出现了"是否触犯旅馆业法、食品卫生法"的问题
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そこで、、、（因此）
大分県により平成14年3月28日「グリーンツーリズムにおける農家等民宿に係る旅館業法及び食品衛生法上の取扱について」が発出されました。（グリーンツーリズム通知）
大分县于平成14年3月28日发布了《关于绿色旅游中有关农家等民宿的旅馆业法以及食品卫生法上的处理》。
「大分県の中でも小さな町である安心院町が、県を動かし、さらに翌年には国の旅館業法施行規則にも盛り込まれるようになった…！安心院町ってすごい🌟」
「大分县中也是一个小镇的安心院町，在县里活动了，并且第二年也加入了国家的旅馆业法施行规则…！安心院町真是了不起🌟」
＊これまでの実績（迄今为止的实绩）
農村民泊で11,000人に感動体験を提供！！🍃✨
农村民宿为11,000人提供感动体验！！
教育旅行団体を中心に60軒の農家民宿で年間延べ11,000名を受入。1日1組を原則として、子ども達には農作業や料理づくりなどを通じて農村のあるがままの暮らし体験や農家との心と心の交流など忘れられない思い出を作る貴重な体験となっており、数多くのお礼の手紙も寄せられています！💌
以教育旅行团体为中心，每年从60家农家民宿接收11,000人。以1日1组为原则，孩子们通过农活和做饭等体验农村生活，与农家进行心灵交流等，成为留下难忘回忆的宝贵体验，还收到了很多感谢信！
また、平成27年には台湾から700人を超える社員旅行を受け入れるなど近年は海外からの農泊客が増加！✈️✨
另外，平成27年从台湾接受了超过700人的员工旅行等，近年来来自海外的农宿客人增加了！
このほかには、立ち上げ当初から実施している「グリーンツーリズム欧州研修」は来年で16回目を迎えています。
此外，从创立初期开始实施的"农家乐欧洲研修"到明年将迎来第16届。
また、「グリーンツーリズム実践大学」は年間5回、2日間に渡るGT実践者向けの勉強会は12年目を迎えています。
另外，"绿色旅游实践大学"每年举办5次，为期2天的面向GT实践者的学习会迎来了第12个年头。
平成28年には、持続的なGTの活動拠点として「新拠点研修事務所」を自己資金で建設し、当研究会の事務所としての機能のほか、国内外から訪れる視察団体の研修会場としても活用しています。
平成28年，作为持续的GT活动据点，用自己的资金建设了"新据点研修事务所"，除了作为本研究会的事务所的功能外，还作为国内外访问的考察团体的研修会场加以利用。
＊なぜ、そんなに人気があるのか（为什么那么有人气？）
・人気の秘密は…（人气的秘密是…）
「一度泊まれば遠い親戚、十回泊まれば本当の親戚」の精神！？✨
"住一次就是远亲，住十次就是真正的亲戚"的精神！
親戚カードを配付し、一回泊まる毎に印鑑を押してもらい、十回泊まれば「親戚の証」が授与されており、これまでに100人以上が本当の親戚となっている。
また、教育旅行として十年連続で訪れた中学校・高校など6校に対しても「親戚の証」を授与！🌟
发放亲戚卡，每住一次就盖章，住10次就授予"亲戚证"，到目前为止已有100多人成为真正的亲戚。另外，对于作为教育旅行连续10年访问的中学、高中等6所学校也授予"亲戚证"！
・農泊家庭との団欒の時間（与农家团聚的时光）
1日1組を家族でおもてなしするのが農泊の最大のセールスポイントであり、民宿や旅館との明確な違い！
農村の民家に泊まり、受入家庭も一緒に食卓を囲むので
心の交流を楽しめる…😌✨
1日1组由家人招待是农宿的最大卖点，与民宿和旅馆的明显差异！
住在农村的民宅里，接纳家庭也一起围坐在饭桌旁，
可以享受心灵的交流…
＊農家の所得向上と地域活性化（提高农户收入和地域活性化）
・60軒の年間売上は平均で120万円に達するなど所得向上につながっているほか、地域の農産物直売所等への地域経済波及効果も大きい。今日では農泊の教育的効果が注目され、現在の受け入れは中学校・高校の修学旅行や体験学習が中心となっている。
60间房屋的年销售额平均达到120万日元等，收入有所提高，而且地区农产品直销店等地区经济波及效果也很大。如今，农宿的教育效果受到关注，现在接受农宿的主要是中学、高中的修学旅行和体验学习。
・また、農泊は、農業・農村を守るための手段なので副業の域を超えないことなど、“安心院方式”の基準や理念を共有しているため、地域から愛され、継続しやすい農泊を続けることができる！🍃♡
另外，农宿是保护农业、农村的手段，因此不能超出副业的范畴等，共享"安心院方式"的标准和理念，可以继续受到地区喜爱、容易持续的农宿！
・実際の声(Mさん) （真实的声音( M先生)）
「『自然がたくさんあっていい』、『食べ物がおいしい』、『ここに来て人生の見方が変わった』など、農泊にやって来た人たちの反応を目の当たりにして、受け入れる私たちも変わっていきました。『何もない』と思っていた田舎暮らしの価値に気づき、農業という仕事に誇りを持てるようになったんです」
"看到'因为有很多大自然，所以很好吃'、'食物很好吃'、'来到这里改变了人生的视角'等来农宿的人们的反应后，我们接受他们的反应也发生了变化。我意识到'什么都没有'的农村生活价值后，开始为农业事业感到自豪。"
🌟農家に収入が入るようになっただけでなく、農家の人々の顔がイキイキと輝き出したことこそグリーンツーリズムの大きな功績であると考える。この先も自然を守りつつ、安心院町の魅力を伝えていってほしいと思う。
不仅农家有了收入，而且农家人们的脸上也光彩照人，这才是绿色旅游的一大功绩。希望今后也能在保护自然的同时，传达安心院小镇的魅力。
知里
参考資料
１）JTB総合研究所.研究用語集
https://www.tourism.jp/tourism-database/glossary/green-tourism/
２）NPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会
３）安心院 Next Generation Tourism
https://www.ajimu-ngt.jp/nouhaku/
４）かわいいフリー素材イラスト屋
https://www.irasutoya.com/p/nature.html
・安心院で感じた“家族”（我在疗养院感受到的"家庭"）
安心院に行くことも、農泊体験することも、私は今回が初めてだった。
農泊体験のキャッチフレーズとして「一回泊まれば遠い親戚」とあったが、
たった一回でそこまで親密になれるのかと、少し疑ってもいた。
这是我第一次去安心院，体验农宿。农宿体验的标语是"住一晚就是远房亲戚"，但也有人怀疑说:"只住一晚就能亲密到那种程度吗？"
安心院はとてものどかな場所であった。
かえるがたくさんいて、とんびも飛んでいた。
安心院是一个非常悠闲的地方。
有很多青蛙，还有飞翔的老鹰。
私たちは、Nさんのお宅に訪問させていただいた。
とても明るく、暖かいご夫婦だった。
お父さんと一緒に、お家の畑でそら豆やスナップエンドウを収穫し、黒田豆の種植えをした。
我们访问了N先生的家。
他们是一对非常开朗、温暖的夫妇。
和叔叔一起在家里的田里收获了蚕豆和豌豆，种了黑田豆。
その後、たくさんの竹に囲まれた山の中を歩いていった。
私たちはへとへとになっていて、お父さんから「大丈夫？」と
心配されてしまった。
お父さんはとても元気だ。
之后走过了被很多竹子包围的山中。我们筋疲力尽，被叔叔担心了"没事吧？"
叔叔非常健康。
山から帰ったら、お母さんがたくさんのカレーを作って待ってくれていた。
みんなで採ったそら豆やしいたけと一緒に、外でお昼ご飯を食べた。
食後にはバナナケーキを食べながら、いろいろなお話をした。
从山上回来后，阿姨做了很多咖喱等着我。
和大家一起采摘的蚕豆、香菇一起在外面吃了午饭。
饭后边吃香蕉蛋糕边聊各种各样的话题。
Nさんご夫婦は、農泊を通して様々な地域から来た人たちと話せることが楽しいと話した。また、農泊という活動を通して、地域の人とのつながりも強くなり、夫婦での会話もたくさん増えたと笑っていた。
N夫妇表示:"通过农宿，与来自多个地区的人交谈非常愉快。"他还笑着说通过农宿活动，与当地人建立了深厚的联系，夫妻之间的对话也大幅增加。"
私たちは日帰りでの農泊体験であったため、夕方には帰る時間となった。
しかし、「もう帰らないといけないのか…」と自然に思っていた。
それくらい、本当に楽しく充実した時間であったし、Nさん夫婦はまるで本当の家族のようであった。
我们因为是当天回家的农宿体验，所以到了晚上该回去了。但他自然而然地产生了"难道现在就要回去了吗……"的想法。
那真是愉快而充实的时间，N夫妇就像真正的家人一样。
千穂
・農泊を通しての感想（通过农宿的感想）
私が日本に来てからまだ一ヶ月も経っていないので、日本語も流暢ではなく、交流することがちょっと難しいです。これは私が初めて日本の友達と日本の家庭に客として来て、農村生活を体験することです。私も中国農村出身ですが、コロナのせいでもう2年半の間、帰国できずにいました。しかし、おじいさん、おばあさんを見て、私も知らないうちに私のおじいさん、おばあさん、そして幼い頃から住んでいた町が思い出されます。
我来日本还不到一个月，所以日语也不流利，交流有点困难。这是我第一次和日本的朋友来日本家庭做客，体验农村生活。我也是中国农村出身，但是因为新冠的原因已经两年半没有回国了。但是看到爷爷奶奶，我不由自主地想起了爷爷奶奶，还有小时候住过的村子。
おじいさん、おばあさんはとても優しくて、おじいさんは家具をたくさん作ります。おばあさんが作ったカレーはとてもおいしいです。私は二杯食べました。本当に私が食べたカレーの中で一番おいしいカレーです。農作業体験をしながらも、故郷でおじいさん、おばあさんと一緒に農作業をしたことが思い出されます。私たちは一緒に胡豆と椎茸を採りましたが、やはり農村で自ら栽培した野菜が最も新鮮でおいしいです。
爷爷奶奶非常善良，爷爷经常做家具。奶奶做的咖喱很好吃，我吃了两碗，真的是我吃的咖喱中最美味的咖喱。一边体验农活，一边回忆起在故乡和爷爷奶奶一起务农的情景。我们一起采了胡豆和香菇，果然还是农村自种蔬菜最好吃。
学校と先生が今回の特別な体験活動を提供してくれて、自然の中に入って心を楽にしてくれてありがとうございます。
感谢学校和老师为我们提供了这次特别的体验活动，使我们能够深入大自然中，转换心情。
PANG XIAOYU
～農泊体験を通して～（通过农宿体验）
今回のグリーンツーリズム体験前の授業で班のみんなとの話し合いで、グリーンツーリズムは地域の活性化や移住者の増加が目的であり、今現在安心院地域は活性化されているだろうという意見が多かった。
在此次农家乐体验前的课程中，在与班里的讨论时，很多人认为绿色旅游的目的在于活性化地区和增加移居者，目前安心院地区正在活性化中。
しかしお話の中でNさんは、近くに大きな病院もなく、バスもあまり通ってないとおっしゃっていた。実際には産業はあまり活性化されていなかったが、Nさんは生活には困っていないという。確かにNさんはとてもお元気でパワフルな方だった。そんなNさんを見て、私たちは、「グリーンツーリズムは地域を活性化しているというより地域の"人"を活性化している」と思った。
但是在谈话中，N说:"附近没有大医院，而且公交车也不怎么通行。"实际上，产业并没有得到什么活性化，但N某说:"生活并不困难。"的确，N先生是位非常健康、很有力量的人。看到这样的N某，我们觉得"农家乐与其说是搞活地区，不如说是搞活地区的'人'"。
しかし地域産業の活性化、移住民の増加のためには、農泊だけでなく、広告による宣伝など＋αの取り組みが必要だと考えた。
但是为了地区产业的活性化、移民的增加，不仅是农宿，还需要通过广告宣传等+α措施。
捺稀
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